「杉本結」
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スケールが桁違い!夏のお楽しみ映画『キングダム』
夏のお楽しみ映画ともなっている本作。公開中の『キングダム3 運命の炎』を映画館で楽しむ前に、ぜひ過去作もおさらいしましょう。
8/ 3 (Thu)-
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知らぬが仏?『イビルアイ』
夏といえば、背筋がひんやりとこおるような作品を観たくなりませんか? ホラー、スリラー、サイコ、サスペンスとさまざまなジャンルがありますが、今回紹介するイビルアイはメキシコからやってきたスリラーです。
7/24 (Mon)-
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命をかけたベストセラー『ナチスに仕掛けたチェスゲーム』
原作はオーストリアの作家、シュテファン・ツヴァイクの「チェスの話」。完成した直後に自殺を選んだために、これが最期の小説となった。
7/21 (Fri)-
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過去に浸り涙。『CLOSE/クロース』
監督を務めるのは、前作『Girl/ガール』で第71回カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞し、鮮烈なデビューを飾ったルーカス・ドン。今回は学校という場所を舞台に2人の少年の心の葛藤が美しい色彩と共に描かれる。
7/10 (Mon)-
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タイトルの意味を考えてみてほしい『1秒先の彼』
台湾アカデミー賞最多受賞作『1秒先の彼女』を原作として男女のキャラクター設定を反転&舞台を京都に移し、監督・山下敦弘と脚本・宮藤官九郎が初タッグを組んで新たに生まれ変わった『1秒先の彼』を紹介する。
7/ 5 (Wed)-
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眠れない高校生の青春ストーリー『君は放課後インソムニア』
本作はオジロマコト原作の同名漫画を実写化した作品。現在、アニメ化もされ放送中という人気のある作品です。題名のインソムニアって、どういう意味か知っていますか? あまり聞きなれない言葉ですが「不眠症」という意味の英語です。
6/22 (Thu)-
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オバマ元大統領も大絶賛の一作『カード・カウンター』
監督・脚本ポール・シュレイダー×製作総指揮マーティン・スコセッシ『タクシードライバー』のコンビが再び手掛ける"復讐と贖罪"の傑作スリラーを紹介したい。
6/16 (Fri)-
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働くすべての人へ!『アシスタント』
本作、主人公のジェーンの気持ちになって観てしまいがちな作風になっている。会社になんらかの不信感や違和感を感じている人にはもちろん刺さるし観て欲しい。
6/12 (Mon)-
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4時間2万円の家族ごっこ『レンタル×ファミリー』
家族レンタルサービスなどを展開する石井裕一の著書『人間レンタル屋』を実写映画化した本作。オープニングで赤ん坊の泣き声が大音量で泣き止まない。その中でDVする夫とそれに耐える妻という最高にストレスフルな状況にあえて観客をもっていく。その演出が憎らしいほど上手い!
6/ 6 (Tue)-
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カンヌ国際映画祭脚本賞受賞!『怪物』
先日開催されたカンヌ国際映画祭で脚本賞を受賞した本作。『万引き家族』でカンヌ国際映画祭最高賞パルム・ドールに輝いた是枝裕和監督が、「今一番リスペクトしている」と熱く語る脚本家の坂元裕二と初タッグを組んでの受賞だった。
6/ 1 (Thu)-
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土星人が家族だった話。『宇宙人のあいつ』
突然ですが、宇宙人っていると思いますか? 私は広い宇宙の中では小さな惑星の一つにすぎない地球に生命体がいるように他の星にもなんらかの生物がいても不思議ではないと思っている。
5/29 (Mon)-
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銃社会に物申す!『デスパレート・ラン』。銃社会アメリカからやってきた問題作
主人公エイミーが人里離れた森でランニング中に息子が通う高校でたてこもり事件が発生し、助けも移動手段もない中、スマホ1台で事件解決に向けて走り続ける新感覚シチュエーション・スリラー。
5/12 (Fri)-
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宮沢賢治、没後90年『銀河鉄道の父』
原作は、門井慶喜が大量の宮沢賢治資料の中から父・政次郎について書かれた資料をかき集め、究極の家族愛を描いた第158回直木賞受賞の傑作小説。
5/ 2 (Tue)-
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心温まる感動作『不思議の国の数学者』
題名に数学と書いてあるだけで少し難しい内容ではないか?など不安に感じる人もいるかもしれない。けれど、本作は天才数学者と挫折寸前の劣等生の思わぬ出会いがもたらす、一歩踏み出す勇気と希望に満ちた温かな感動作となっている。
4/24 (Mon)-
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"14日の月"の続きを覗く『劇場版 美しい彼〜eternal〜』
ドラマを2シーズン終えて満を持しての映画化となる本作。監督もドラマ版から引き続き酒井監督がメガホンをとってくれた。作品への愛が溢れるオープニングにスクリーンに1つ、また1つと2人の思い出の品々が映り込むだけで胸が熱くなり、そこに2人がただいるだけでもう尊い。
4/ 7 (Fri)-
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10代のエネルギーに満ちた青春映画『ガール・ピクチャー』
子どもと大人のはざまの17〜18歳に差し掛かる3人の少女、ミンミとロンコとエマ。3度の金曜日でミンミとエマはお互いの人生を揺るがすような運命の恋に落ちる。ロンコは 未知の性的快感を求め冒険する―。
3/31 (Fri)-
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見応え抜群!大人のミステリー『メグレと若い女の死』
『仕立て屋の恋』『髪結の亭主』『橋の上の娘』などミニシアターブームを牽引してきたパトリス・ルコント監督の9年ぶりの久々の新作。選んだ題材は、世界中で映像化されてきた、ジョルジュ・シムノン原作のメグレ警視正シリーズの「メグレと若い女の死」だった。
3/16 (Thu)-
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燃え尽き症候群のその後...『零落』
好きなことを仕事にしてしまうことの苦しさがひしひしと伝わってくる。夢だったはずの漫画家になって自分が得たものはいったいなんだったのか? 燃え尽き症候群になった先の人間のリアルが描かれている作品。
3/15 (Wed)-
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唯一無二の存在感、松浦りょう『赦し』
娘を殺された元夫婦(尚玄、MEGUMI)と、犯行時に未成年だった加害者の女性(松浦りょう)。癒やしようのない苦しみに囚われた3人の葛藤を見すえ、魂の救済、赦しという深遠なテーマに真っ向から挑んだ問題作。
3/13 (Mon)-
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アカデミー賞最多ノミネート!『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
MARVELの大ヒットで観客にマルチバースが説明不要になったとも言えることを逆手にとって(?)、今回紹介する『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(通称エブエブ)は見事に132分という映画の枠の中で複雑な世界を面白く描ききった。
3/ 3 (Fri)-