「杉本結」
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フランス中を震撼させた小児性愛の実話『コンセント/同意』
まず、今回紹介する本作は実話であることを知って見て欲しい。というのも、50歳の小児性愛作家と14歳のまだ何も知らなかった少女に起こった出来事だからだ。
8/ 1 (Thu)-
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ハラスメントの恐怖『ロイヤルホテル』
アシスタント』で腐った会社のルールに物申したキティ・グリーン監督が今回選んだテーマは、女性に対するハラスメント。
7/25 (Thu)-
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村上春樹の短編がまさかのアニメ化『めくらやなぎと眠る女』
村上春樹の作品をまさかアニメーションとして鑑賞する日がくるとは思いもしなかった。村上春樹が1981年から2002年までに書いた6つの短編を元に本作は製作された。
7/24 (Wed)-
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それは本当にあなたの欲しいものですか?『怪談晩餐』
夏といったら怪談。筆者、怪談もホラーもとても苦手なジャンルである。だけど怖い物みたさで見てしまう。今回紹介するのは韓国の怪談6作品のオムニバス。
7/17 (Wed)-
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家族の形を考える『大いなる不在』
今年鑑賞した作品の中でも群を抜いて素晴らしい邦画に出会うことができたので紹介したい。幼い頃に自分と母を捨てた父が警察に捕まった。知らせを受け、息子である卓(たかし)は久しぶりに父の元を訪ねるが......
7/ 9 (Tue)-
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宇宙旅行のシュミレーションをしよう『THE MOON』
まるでクルーとして宇宙旅行に同行しているかのような臨場感が楽しめる本作。もしも宇宙へ行く前のシュミレーションとして、あらゆるハプニングの擬似体験を本作でしてみてはいかがでしょうか?
7/ 4 (Thu)-
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恋は盲目『言えない秘密』
何かあるとにおわせているタイトル通り、ある秘密が本作には隠されているのだが、後半の種明かしになるまで私はその秘密の正体に全く気が付かずに鑑賞した。
6/27 (Thu)-
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予測不能な驚きを体感せよ『スリープ』
今回紹介するのは韓国のホラー作品。本作はユ・ジェソン監督の⻑編監督デビュー作にして、第76回カンヌ国際映画祭批評家週間に選出された。
6/24 (Mon)-
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私たちにできるSDGsについて考える『HOW TO BROW UP』
きっと本作は日本で大ヒットする作品ではないだろう。それでも、環境破壊が進んだ先に待つ世界の姿を確認してほしいと思う。
6/13 (Thu)-
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写真は心を映す鏡『明日を綴る写真館』
今回紹介する作品は、どうすることもできないまま誰もが抱えている"想い残し"をテーマに、年齢も考え方も全く違うふたりが紡ぐ圧倒的に美しくて優しい感動作となっている。
6/ 5 (Wed)-
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空白が心地よい『わたくしどもは。』
私がこの作品を鑑賞したのは東京国際映画祭だった。コンペティション部門に選出された作品の中でも群を抜いて独特な世界観だった。
5/30 (Thu)-
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五感を研ぎ澄まして鑑賞せよ『関心領域』
壁を隔てたふたつの世界にどんな違いがあるのか?平和に暮らす家族と彼らにはどんな違いがあるのか?そして、あなたと彼らの違いは?
5/28 (Tue)-
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未来の日本を考える『バティモン5 望まれざる者』
『レ・ミゼラブル』(19)のラジ・リ監督最新作である本作。『レ・ミゼラブル』製作スタッフが再集結し、バンリュー(フランス語で「郊外」の意)が抱える問題を持ち前の臨場感に新しい視点を交えて生み出した。
5/28 (Tue)-
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恋する女は無敵さ!『不死身ラヴァーズ』
今回紹介する作品は、恋をあきらめない! 全力で何度だってぶつかる! そんな主人公の物語となっている。原作は、「進撃の巨人」諫山創のアシスタントを経て漫画家デビューした高木ユーナの同名コミックだ。
5/ 8 (Wed)-
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あなたは誰が敵か見抜けるか?『無名』
重厚感に満ちた効果音が一気に作品の世界の中に連れていく、見事なオープニングから作品はスタートする。
5/ 1 (Wed)-
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世界的ロックスターの奥さん『プリシラ』
今回紹介するのは、世界的スーパースターのエルヴィス・プレスリーと恋に落ちた女性の、嘘のようで本当の物語。
4/ 8 (Mon)-
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すれ違いの先にある未来は?『パスト ライブス/再会』
本作は、移住によって離れ離れになった幼なじみのふたりが24年後、36歳の夏にNYで再会する7日間を描く、大人のラブストーリー。
4/ 2 (Tue)-
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人生なにが起きるかわからないから楽しい。『ブルックリンでオペラを』
人生で一度決めたことをひっくり返すようなことはだれにとってもなかなか勇気のいる決断だ。だけど、そうしてまでも変えたいと思えるなにかに出逢ったとしたら......というストーリー。
4/ 1 (Mon)-
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天才科学者の栄光と没落の生涯『オッペンハイマー』
第96回アカデミー賞で最多となる13部門にノミネートされ、同じく最多となる7部門を制覇した『オッペンハイマー』がついに日本で公開。
3/27 (Wed)-
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オピオイド危機を考える『美と殺戮のすべて』
今回紹介する本作は2022年のヴェネツィア国際映画祭で金獅子賞を受賞している。例年とは全く毛色の違う作品に『美と殺戮のすべて』とはどんな作品なのだろうかと疑問に思っていた。
3/26 (Tue)-