本のレビュー
レビュー&ニュース
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第173回直木賞選評を読んで徹底対談。マライ「『逃亡者は北へ向かう』、惜しくも多数派形成に至らず!」杉江「東日本大震災の小説にこのタイミングで授賞してもらいたかった」
選評を読むまでが芥川・直木賞。27年ぶりに両賞とも受賞作なしという波乱の結果に終わった第173回。ならば『オール讀物』…
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第173回芥川賞選評を読んで徹底対談。マライ「選考委員の好感度が高い『トラジェクトリー』はなぜ授賞に至らなかったのか」杉江「『踊れ、愛より痛いほうへ』評から『おもしろすぎて芥川賞ではだめ問題』の解が見えた?」
選評を読むまでが芥川・直木賞。27年ぶりに両賞とも受賞作なしという波乱の結果に終わった第173回。こういうときこそ『文…
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第173回直木賞受賞予想。杉江「ようやく出てきた東日本大震災のエンタメ作品」マライ「まさに入魂の傑作というべき」柚月裕子『逃亡者は北へ向かう』の受賞なるか?
毎日暑くて嫌になりますね。しかしまた今回もチームM&Mによる芥川・直木賞予想対談の時期がやってまいりました。〈職業はドイ…
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第173回芥川賞受賞予想。マライのイチオシはグレゴリー・ケズナジャット「トラジェクトリー」杉江は向坂くじら「踊れ、愛より痛いほうへ」。そもそも、なぜ今回の候補は4作なのか
猛暑の中、今回もチームM&Mによる芥川・直木賞予想対談がやってまいりました。〈職業はドイツ人〉マライ・メントラインと〈書…
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第172回直木賞選評を読んで徹底対談。杉江「受賞作にも厳しい髙村薫氏。でも書き手にとっては有益な注文」マライ「時代小説のハードル高し!厳しさの中、京極夏彦氏の称賛が興味深い」
選評を読むまでが芥川・直木賞。『オール讀物』(2025年3・4月号)に掲載される選評を読んで〈職業はドイツ人〉マライ・メ…
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第172回芥川賞選評を読んで徹底対談。マライ「平野啓一郎氏は構造性の読み取りが図抜けていて怖い」杉江「あと山田詠美氏の素手でぶん殴りにくる感じ!」
選評を読むまでが芥川賞。『文藝春秋』(2025年3月号)に掲載される選評を読んで〈職業はドイツ人〉マライ・メントラインと…
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第172回直木賞受賞予想。杉江イチオシ『よむよむかたる』評価が全く噛み合わない一方、マライ「素晴らしきグロテスク!」杉江「エンタメ復興のためにぜひ」『虚の伽藍』を両者予想
新年あけましておめでとうございます。1月恒例の、チームM&Mによる芥川・直木賞予想対談です。〈職業はドイツ人〉マライ・メ…
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第172回芥川賞受賞予想。杉江、マライ共に安堂ホセ「DTOPIA」に注目!候補作中でいちばんのキャラクターは竹中優子「ダンス」に登場
新年あけましておめでとうございます。1月といえば、チームM&Mによる芥川・直木賞予想対談です。〈職業はドイツ人〉マライ・…
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12月11日 グロリアソサエテ
今日はNHKの英語テキストやsweet、GINZA、miniなどの雑誌発売時になっています。 ちなみに明日は書籍・雑誌の...
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打ち震えたのは懐かしさだけのせいじゃない
大島真寿美の『うまれたての星』(集英社)は「週刊マーガレット」と「別冊マーガレット」らしき漫画誌がモデルで、アポロ11...
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【今週はこれを読め! ミステリー編】湊かなえの勝負作『暁星』を読め!
読み終えた瞬間、どうだ、という作家の声が聞こえた気がした。 『暁星』(双葉社)は、湊かなえの勝負作であると思う。 飛...
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12月10日 ここにいるよ
今日はみらい文庫の新刊やTarzan、週刊新潮、週刊文春も発売時になっています。...
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【書評】『ジャスティス・マン』佐藤厚志
「正しさ」ほど扱いの難しいものってないよな、と缶ビールをあおりながら考える。人の数だけ物差しがあるこの社会で、一元的な正...
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『聖女の論理、探偵の原罪』の怒濤の展開がすごい!
先月に続き、各ミステリランキングの締め切り前後ということで、力作揃いであった。紺野天龍『聖女の論理、探偵の原罪』(ハヤ...
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2025年度北上次郎オリジナル文庫大賞は関口尚『芭蕉はがまんできない おくのほそ道随行記』だ!
オリジナル文庫にもっとスポットを当てたい! 面白いオリジナル文庫を推していこう! という故北上次郎氏の熱い思いを受けて始まった「北上次郎オリジナル文庫大賞」。今年も氏の志を受け継いだ編集者8名、評論家3名が選考委員となって、大賞を決めていきます。2025年度の候補作は、以下の通り。
