担当=杉江松恋

- 2026年9月29日19:15
【今週はこれを読め! ミステリー編】
驚きと余韻を残す犯罪小説〜辻堂ゆめ『残火』- AでなければB、表でなければ裏。 そういった二者択一の思考には常に陥穽がある。ミステリーというジャンルは、その落とし穴の存在を巧みに見抜...

- 2026年9月24日12:42
【今週はこれを読め! ミステリー編】
奪われた自分を取り戻す〜『劇場の子 イーディス・ハラー』- 奪われた自分を取り戻す物語を書くとき、エドワード・ケアリーは光り輝く。 小説世界そのものは仄暗いのだが、その中に眩いものが生じる瞬間がある...

- 2026年9月2日16:40
【今週はこれを読め! ミステリー編】
現代ミステリーの最前線『ザ・ベストミステリーズ2026』- ミステリー短篇が好きなのだけど、ノンシリーズの短篇集はあまり多くない。 古くは江戸川乱歩編『世界推理短編傑作集』(創元推理文庫)などのア...

- 2026年8月26日10:50
【今週はこれを読め! ミステリー編】
一人称私立探偵小説と謎解き小説の完全融合〜リチャード・デミング『絞首台のある庭 私立探偵マニー・ムーン』- もしかすると、理想形の一つを目の当たりにしているのかもしれない。 リチャード・デミング『絞首台のある庭 私立探偵マニー・ムーン』(田口俊...

- 2026年8月18日17:50
【今週はこれを読め! ミステリー編】
研ぎ澄まされた山岳ミステリー〜潮谷験『山上のフェイク』- 書評家に、この人の作品は絶対に採り上げたい、と思わせる作家・潮谷験。 その新作長篇『山上のフェイク』(光文社)が刊行された。 なぜ書評...

- 2026年8月10日19:48
【今週はこれを読め! ミステリー編】
高森泉のデビュー作『ぼくたちの告白』に驚く!- 解説を読んでいて、嘘だろう、と言ってしまったのはひさしぶりだった。 いや、高森泉『ぼくたちの告白』(宝島社文庫)の解説を担当している、千...

- 2026年7月30日15:52
【今週はこれを読め! ミステリー編】
物理の北山、ここにあり!『「石球城」殺人事件』が凄い- 物理の北山、ここにあり。 北山猛邦『「石球城」殺人事件』(講談社)は、同月に発売された辻村深月『ファイア・ドーム』(小学館)と2026年...

- 2026年7月20日15:55
【今週はこれを読め! ミステリー編】
マルク・ラーベ『スズメバチ』が抜群におもしろい!- シリーズ三冊目なのだけど、ぜひとも読んでもらいたい。 スリラーとして抜群におもしろいのがマルク・ラーベ/酒寄進一訳『スズメバチ』(創元推...

- 2026年7月14日10:35
【今週はこれを読め! ミステリー編】
驚異の新人・宮島明道の『刑事の境界線』がすごい!- これは驚異の新人、と呼ぶべきではないのだろうか。 宮島明道『刑事の境界線』を読んでそう思った。文庫オリジナルでの発売だし、今のところそん...

- 2026年7月6日11:25
【今週はこれを読め! ミステリー編】
祝CWA賞! S・A・コスビー『灰の王』- S・A・コスビー、ついに英国推理作家協会(CWA)賞に。 これを書いているのは2026年7月3日で、未明に英国推理作家協会賞の選考結果が...
