恐ろしいのに止められない『あの子はもういない』
2019年2月22日 21:24

【今週はこれを読め! ミステリー編】

恐ろしいのに止められない『あの子はもういない』 - 杉江松恋
 何の罪もない者が必要のない重荷を背負わされ、望まない人生の路を歩む。 『あの子はもういない』(文藝春秋)はそういう小説だ。前回に続き、韓国...
将棋に魅了された人々を描く連作短編集〜佐川光晴『駒音高く』
2019年2月20日 17:39
将棋に魅了された人々を描く連作短編集〜佐川光晴『駒音高く』 - 松井ゆかり
 がさつさゆえ、似た名前の人を混同しがちである。例えば、子どもの頃によくテレビで...
砂漠の「最も古い言葉」を聞く、この惑星の起源を解く
2019年2月19日 11:55

【今週はこれを読め! SF編】

砂漠の「最も古い言葉」を聞く、この惑星の起源を解く - 牧眞司
「序章」で提示されるイメージが鮮烈だ。  黒い言骨(いこつ)の森が、目の前一面に広がっている。  十四番鯨骨街(げいこつがい)の採骨場はしばらく手つかずだったよ...
アラフィフ世代に直球を投げ込む朝倉かすみ『平場の月』
2019年2月13日 16:26

【今週はこれを読め! エンタメ編】

アラフィフ世代に直球を投げ込む朝倉かすみ『平場の月』 - 松井ゆかり
 特定の年齢層にとりわけ訴えかける名作というものがある。『かいけつゾロリ』シリー...
予断を排して『種の起源』を読むべし!
2019年2月12日 18:18

【今週はこれを読め! ミステリー編】

予断を排して『種の起源』を読むべし! - 杉江松恋
 あらゆる予断を排して物語の中に身を投じたほうが絶対に楽しめる。  チョン・ユジョン『種の起源』(ハヤカワ・ミステリ)は、そういう小説である...
幻想への航海、宙づりのままに残る謎
2019年2月12日 10:31

【今週はこれを読め! SF編】

幻想への航海、宙づりのままに残る謎 - 牧眞司
 カール・エドワード・ワグナーが「LSDでぶっとんだメルヴィルが書いた『宝島』」と評した奇書である。ただし、表面的な筋を追うぶんには、ストレートな海洋幻想譚にす...
6歳の少年が見た銃乱射事件『おやすみの歌が消えて』
2019年2月 6日 13:22

【今週はこれを読め! エンタメ編】

6歳の少年が見た銃乱射事件『おやすみの歌が消えて』 - 松井ゆかり
 日々さまざまな犯罪が起きているとはいえ、日本はまだ治安のいい国に分類してもかま...