担当=牧眞司

インディーズならではの雰囲気、キノコのようにひっそり犇めいて
2018年4月24日10:30

【今週はこれを読め! SF編】

インディーズならではの雰囲気、キノコのようにひっそり犇めいて
 キノコをテーマにした怪奇・幻想小説のアンソロジー。原書は一巻本だが、邦訳は二分冊で本書はその第二巻。第一巻は、以前に紹介した。新しいアンソロジーを読むひとつの...
消えてしまう過去、儚い現在、記憶のなかの世界
2018年4月17日20:11

【今週はこれを読め! SF編】

消えてしまう過去、儚い現在、記憶のなかの世界
『プラネタリウムの外側』は連作集。有機素子コンピュータで会話プログラム(チューリングテストをクリアするレベル)を開発する南雲助教と、彼の研究室に関わるひとたちの...
超テクノロジーのロマンとショボいサラリーマン生活のミスマッチ
2018年4月10日11:31

【今週はこれを読め! SF編】

超テクノロジーのロマンとショボいサラリーマン生活のミスマッチ
 このご時世に宇宙海賊とは。しかも、コスプレじみたオネーサンの表紙。怖い物見たさ半分に、薄目で読みはじめたのだけど、いやあ、冒頭で示される設定で瞳孔が開いてしま...
アメリカ、それは最後のフロンティア
2018年4月3日18:43

【今週はこれを読め! SF編】

アメリカ、それは最後のフロンティア
 それはとほうもないライト・ショウだった。  気候変動によって全土が砂漠と化したアメリカにあって、いまも煌々と輝きつづけるラスヴェガスの夜、その夜空にまずあらわ...
ゲームとしての世界、プレイヤーとしての人生
2018年3月27日12:02

【今週はこれを読め! SF編】

ゲームとしての世界、プレイヤーとしての人生
 ビデオゲームを題材としたSFのアンソロジー。2015年に刊行された原著Press Start to Playから十二篇を選んでの翻訳だ。全訳にならなかったのは...
輝かしい未来を取り戻すために、ぼくができること
2018年3月20日17:38

【今週はこれを読め! SF編】

輝かしい未来を取り戻すために、ぼくができること
 二十一世紀になっても世界はダメなままだ。というか、どんどんダメになっていないか。核兵器は廃絶されていないし、地球温暖化にも歯止めがかかっていないし、アタマの悪...
現代中国SFの洗練度の高さに瞠目
2018年3月13日13:16

【今週はこれを読め! SF編】

現代中国SFの洗練度の高さに瞠目
 ケン・リュウは現代アメリカSFにあって、洗練された抒情性と巧みなストーリーテリングによって多大な人気を集める作家だが、中国SFの紹介者としても旺盛な活躍をつづ...
盆暗にして繊細、くだらないからこそ輝く、宮内悠介の短篇集
2018年3月6日16:01

【今週はこれを読め! SF編】

盆暗にして繊細、くだらないからこそ輝く、宮内悠介の短篇集
 宮内悠介の短篇集。純文学作品ではすでに『カブールの園』『ディレイ・エフェクト』という二冊の短篇集があるが、SFもしくはミステリの短篇集としてはこれが最初の一冊...
星への愛は星に撃たれて死ぬこと、では、生きるのはどんな愛か?
2018年2月27日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

星への愛は星に撃たれて死ぬこと、では、生きるのはどんな愛か?
 それは愛なのだろう。  ボクは星を撃つために生まれた。だから星を愛する。このどうしようもない自明性。  確実に星を撃つには、眼とライフルが万全でなければならな...
ゲームをつづける町、バスを待つばかりの人生
2018年2月20日11:45

【今週はこれを読め! SF編】

ゲームをつづける町、バスを待つばかりの人生
 創元SF短編賞を受賞してデビューした石川宗生の第一短篇集。四つの作品を収録している。どれも、型破りのシチュエーションから出発し、予想もつかない方向へと発展して...