3月25日(土)トレーニングマッチの時間を間違える一日
6時起床。昨日、久しぶりに3杯も生ビールやらレモンハイを飲んだもんだから、頭が痛く内蔵も不調な様子の上、睡眠不足も重なって気分が優れず。やっぱり酒は身体へのダメージが大きい。烏龍茶にしておけばよかった。
しかし、昨日の飲み会であったK出版社のFさんは、もうすぐ59歳だというのに、逃げ切ったとか、後進に譲るとか一切言わず、また思い出話に華を咲かせるわけでもなく、いかに本を届けるか今も最前線に立ち、誰よりも考え、行動していた。出版業界にも、自分の人生にも、まったく諦めていない。目標。
こたつに寝そべりながら、まだ〆切は先なのだけれど重石になっている、まさかの連載依頼をいただいた「浦和マガジン」2回めの原稿を書き始めてみる。先月書いておいたものがつまらなく思え、もうひとつ別の話を書き進む。それでも納得いかず、また別のテーマで書き直す。これだという気がしてきたので、朝食。バナナ、ヨーグルト、コーヒー、青汁。
息子が起きてきたので、大原練習場で行われる浦和レッズ対東京国際大学のトレーニングマッチに誘うも、友だちと遊ぶと断られる。中学校で別れ別れになってしまう友だちと過ごす時間を邪魔するわけにはいかない。というわけで走って大原練習場へ。おおよそ6キロ。やけに人が少ない。ポケットからスマホを取り出し確かめると、なんと試合は11時から。てっきり10時キックオフだと思っていた。11時キックオフで試合を観ていたら、息子のお昼ごはんを作れなくなってしまう。泣く泣くUターンして、帰宅。走ってもスッキリせず。
友だちを連れて息子が帰ってきたので、チキンライスとラーメンを作り食べさせるていると、パート仕事を終えた妻が帰宅。すぐに買い物へ出かける。市場のような魚屋さん「角上」ではホタルイカを、隣のスーパー「ヤオフジ」ではそら豆を買い物かごにいれる。好き嫌いの多い私には数少ない季節の味。帰り道にお気に入りのパン屋さんとなった「天然酵母のパン MOKO」で食パンとバターロールを購入。昼食にトーストす。
昼食後、屋根裏部屋のベッドに横になり、荻生田浩『山と過ごした一日』(西田書店)を読み進める。なんでもない山を登った際に胸中に浮かんだことを記した山岳エッセイなのだけれど、これがとても味わい深く、なんていったらいいんだろうか、山岳版「孤独のグルメ」といったところか。
昨日の疲れが残っていたのかいつの間にか眠ってしまっており、目を覚ましたら4時半。やっと回復。
そういえば「ベストセラー」とともに借りていたDVDがあったなと、「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」を観始めると一気に引き込まれる。9.11をテーマにしながらも、芸術性とエンターテイメントを兼ね備えた奇蹟のような映画。苦しい。でも美しい。そしてあたたかい。すぐにBlu-rayを注文するも2000円以下で送料がかかるので、欲しいものリストに入れておいたJ.J.Cale「Naturally」も一緒にカートに入れる。
最愛のテレビ番組「路線バスの乗り継ぎの旅」が新メンバーでスタートするも、途中で観るのをやめる。やっぱりこれは太川陽介と蛭子能収というキャスティングを私は愛していたのだ。
22時、高橋克彦『水壁』(PHP研究所)を読みつつ、就寝。