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2月25日(火)

  • 小嶋ルミのDVD講習つきvol.1 イチゴのショートケーキ&バタースポンジ―混ぜ方もナッペもDVD動画でわかる! (小嶋ルミのDVD講習つき vol. 1)
  • 『小嶋ルミのDVD講習つきvol.1 イチゴのショートケーキ&バタースポンジ―混ぜ方もナッペもDVD動画でわかる! (小嶋ルミのDVD講習つき vol. 1)』
    小嶋 ルミ
    主婦の友社
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 スポンジが焼きたい。とにかくもう一度成功して「スポンジOK」の確信を得たい。
 しかし朝や夜に焼くにはハンドミキサーがうるさいとテスト前の娘に叱られ、どうやら週末まで我慢しないといけないらしい。
 どうして私はキッチンを防音にしなかったんだろうか。

 本日も営業は直納からスタート。
 紀伊國屋書店新宿本店さんへ『定食と古本ゴールド』を届ける。
 その後、営業。

『小嶋ルミのDVD講習つきvol.1 おいしいイチゴのショートケーキ&バタースポンジ』(主婦の友社)を購入。
 ケーキ繋がりで『神様のケーキを頬ばるまで』綾瀬まる(光文社)も読了。ランニング8キロ。

2月24日(月)

  • お菓子作りのなぜ?がわかる本
  • 『お菓子作りのなぜ?がわかる本』
    相原 一吉
    文化出版局
    1,760円(税込)
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 週末から始めた新たな趣味「ケーキ作り」の楽しさが忘れられず、会社を休んでスポンジを焼きたい気持ちをぐっとこらえ出社。
 通勤電車のなかで我がバイブルとなった『お菓子作りのなぜ?がわかる本』相原一吉(文化出版局)を読む。
 もう一度スポンジに成功したら次の段階に進もうと決意す。しかしスポンジが焼きたい。

 昨年の今頃『謎の独立国家ソマリランド』を出して以来、月曜日はほとんど直納デイとなり、それが一年続いているという快挙。
 本日も『捨てる女』と『乙女の読書道』を抱え、日本橋の丸善さんへ。このお店の落ち着いた雰囲気と丁寧な品揃え、そして奥深いフェアが大好き。
 その後、営業。

 はやる気持ちをこらえきれず定時で帰宅。
 スポンジを焼こうとキッチンに顔を出すと、妻から「もう卵ないよ」と言われる。
 ランニング8キロ。

2月14日(金)

  • 謎の独立国家ソマリランド
  • 『謎の独立国家ソマリランド』
    高野 秀行
    本の雑誌社
    2,420円(税込)
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『謎の独立国家ソマリランド』が、第3回梅棹忠夫・山と探検文学賞を受賞!

「高野さん! <探検>ですよ!!」と電話しようと思ったら、高野さんはブログで<文学>のほうに反応していた。

 それにしてもひとつの賞を受賞するのもとても大変なことなのに、これでこの本はふたつも手にしてしまった。おそろしや。

 先週に引き続き大雪。
 とても武蔵野線のことは信用出来ないので、自宅で仕事する。

2月13日(木)

「本の雑誌」3月号の入江敦彦さんによる「橋本治の10冊」に刺激され、『巡礼』(新潮文庫)を読む。

 今まで橋本治はときたま目にする評論がイマイチ自分の感覚と合わず敬遠してきたのだけれど、小説であるこの『巡礼』は、変にビターでもスイートでもなくそれでいて深く考えさせられるもっとも読みたかったタイプの小説で、独特な文体に慣れてからは一気に読み進んだ。これはある一家が、ゴミ屋敷になるまでの家族小説であるけれど、坪内祐三さんの『昭和の子供だ君たちも』(新潮社)に通ずる昭和歴史小説でもある。

『定食と古本ゴールド』の見本ができあがってきたので、朝から取次店さん廻り。

 明日は雪が降るというので早めに帰ってランニング8キロ。
 ここ半年以上巣食っていたブルーな気分の原因をついに突き止める。

2月12日(水)

 朝、昨夜Razikoで録音した「元春レイディオショー」の大滝詠一追悼特集第3回を聞きながら出社しようとするも、スマホとイヤフォンを繋げるコードが見つからず断念。

(帰宅後、ダメ元で妻に訊いたらソファーの下を指差し、そこにコードはあったわけだが、なぜ拾っておいてくれなかったのかと訊ねると、いつもそこに落ちているからそこに落としておくべきものかと思ったと答えた。ちなみにその夜、放送を聞き、Twitterのハッシュタグ「#MRSjp」を確認すると、なんと「あつさのせい」を元春がスタジオでカバー録音したとのこと。次週の追悼特集最終回でオンエアされるのだろうか)

 今月の新刊『定食と古本ゴールド』の初回注文受付締め切りの日なので、路線を構わずジグザグ営業に出かける。

 夕方会社に戻ると、事務の浜田から清原なつの著『千利休』の在庫が危ないと報告を受ける。雑誌「和楽」3月号に序章の16ページが付録としてついたおかげで、先週から大量の客注が届いていたのだ。年度末までは在庫も保つかと考えていたけれど、とてもそれどころでないようだ。重版決定。11刷。

 社長の浜本は今日も札束をポケットにねじ込んで銀座に出かけて行くようだ。

2月10日(月)

 昨日はあの大雪のなか出社し、サイン会。
 といっても休日出勤手当もなければ代休もなく、またお疲れさまの言葉もない。心身ともにタフでなければつとまらない。

 高野さんからメールが届いていたので返信。するとすぐ電話がかかってきたのでしばし話す。
 日本書籍出版協会「これから出る本」の頼まれていた原稿をメールで送信。

 そうこうしているうちに装丁・造本特集の「本の雑誌」3月号ができあがってきたので、先月号の古本特集にもご登場いただいた学芸大学の「SUNNY BOY BOOKS」さんに納品へ。

 5坪の、本当に小さな本屋さんだけれど、今、私がもっとも注目している本屋さんのひとつ。
 本だけでなく、店主のTさんがまるでTwitterのフォローのようにつながっていったアーティストやデザイナーの作品や雑貨、食べもの(今日はクッキーとコーヒー豆が並んでいた)などが並び、また実店舗を飛び出し様々な場所に「本屋」を展開している。

 来月にはミロコマチコさんの作品も並ぶようだが、ここはまさにTさんのタイムラインがそのままお店になったような場所だ。どうしたらこんな自由な発想でお店を構え、人と自然体でつながっていけるんだろうか。

 その後、沿線を営業し、帰社。大森望さんが打ち合わせにやってきていたのでご挨拶。

 娘の13回目の誕生日なので早めに帰る。
 無事入会することのできた嵐のファンクラブの会員証を渡すと喜び、抱きついてくる。こんなに娘が喜んだのは、3歳の誕生日にままごとのキッチンをプレゼントした時以来か。

 何度も何度も布団を引き剥がす娘に布団をかけ直しながら、夜、一編一編大切に読み進んでいた山田太一の『月日の残像』(新潮社)を読み終える。

1月31日(金)

  • オシムの言葉 増補改訂版 (文春文庫)
  • 『オシムの言葉 増補改訂版 (文春文庫)』
    木村 元彦
    文藝春秋
    1,930円(税込)
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    honto

 まさに鍋の豆腐。喉元過ぎれば熱さ忘れるで昨日痛み止めを飲んで一日中寝ていたら痛風の痛みはすっかり消えてしまった。しかしこれは決して治ったわけではなく、尿酸値を下げなければまた同じことが繰り返されるわけで、今回こそはきちんと治療しようと決意する。

 通勤読書は、増補改訂版が出た『オシムの言葉』木村元彦(文春文庫)。集英社で文庫になった際にもオシム氏が病に倒れた際のエピソードが大幅加筆されたが、今回はなんと祖国ボスニアの分裂しかかったサッカー協会をまとめ、W杯出場に立ち向かう姿が付け足されている。

 その最後に記された、まさに「オシムの言葉」には、全身が鳥肌が立つほど感情を揺さぶられた。

 出社するとなぜか机の上には『謎の独立国家ソマリランド』と『捨てる女』の山。
 事務の浜田から「昨日注文があって直納するって言っちゃったんで、リハビリついでによろしくお願いします」と引きずる足も見ずに指令が飛ぶ。

 というわけで両手に大量の本を抱え、恵比寿の有隣堂さんと新宿南口の紀伊國屋書店さんへ直納。

 いったん神保町に戻り、三省堂書店のUさんを訪問。もろもろお話。売り場のOさんから『捨てる女』と『乙女の読書道』の追加注文。こちらもすぐさま直納。なんだか本が売れると忙しい。そろそろ誰か人を入れてもいいのではないかと思うけれど、いつまでも売れるわけではないだろうからそうもいかず。

 病み上がりなので定時に上がる。
 といっても給料日なので、JANIS2号店、diskunion御茶ノ水駅前店、TOWER RECORDS秋葉原店を徘徊。至福。

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