12月28日(金)
きれいにまとめてみたが、仕事納められず、出社。
「めんめんかめぞう」を食し、かめ納め。
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きれいにまとめてみたが、仕事納められず、出社。
「めんめんかめぞう」を食し、かめ納め。
2012年、仕事納め。
この日記も含め、来年は諸々立て直しを計りたいと思うのだが、どうやったら立て直せるのか見当がつかない。何もかも袋小路。「大改造!!劇的ビフォーアフター」のように「逆転一発の匠」などが目の前に現れ、「まあ、なんということでしょう」と我が人生を立て直してもらえないだろうか。
なんてことを考えていたら、木内昇さんの初エッセイ集『みちくさ道中』(平凡社)の冒頭に、このような記述を発見する。
「年始より年末のほうが好きである。有り体に言えば、「新たな一年をはじめるぞ」と意気込むよりも、「ここらで一旦リセットしよう」と生き抜くほうが、据わりがいいのだ。(略)「今年の抱負」「目標」「計画」──新年になるとほうぼうで目にする文言も、なかなかに気が重い。というのも私の場合、これまでの人生で一遍たりとも計画通りに、思い通りに事が運んだためしがないからである。」
うーん、まさにそんな感じだ。
私も年始よりも年末のほうが好きだし、リセットにいたっては毎晩している。
しかし目を覚ますとリセットされておらず、昨日の続きの今日がまた繰り広げられ、計画通りにいかない毎日が続いている。
41歳、本厄。
父と義母が長期入院し、大切な人とお別れもした。
それだけみると厄年のせいに思えるが、娘ととに関東大会に出場できたことは人生で最もうれしいことのひとつであったし、宮田珠己さんに連れていってもらった奄美大島でのシュノーケリングは価値観が変わるほどの衝撃を受けた。
厄年だろうとなかろうと「いいこと」もあれば「悪いこと」もあるのだろう。
できれば「いいこと」が「悪いこと」よりも、ひとつでも多い日々を送りたい。
皆様、一年間ありがとうございました。
年末になると北方謙三が読みたくなる。年に一度くらいケンゾー成分を身体が欲するのであろう。週末より『水滸伝』(集英社文庫)を読み始める。1巻からして猛烈に熱い。
あちこちの書店さんへ年末のご挨拶。
とある売り場でお気に入りの絵本エッセイシリーズ<よこしまくん>の待望の新刊を発見。購入。『よこしまくんのよこしまな毎日』大森裕子著(主婦と生活社)。
夜、会社の忘年会。昼のランチが580円で、ご飯及び飲み物やフルーツ食べ放題の中華料理の「川府」へ。昨年まで忘年会をしていた笹塚の最強中華料理屋「鍋家」には遠く及ばず。鍋家に行きたい。
白水社WEBで連載中の「蹴球暮らし」第34回「銅メダル」を更新。
編集右腕カネコッチとともに高野秀行さんと打ち合わせ。
2月刊行予定の『謎の独立国家ソマリランド』の編集作業が佳境を迎えており、もろもろの課題を詰めていく。今作は地図や系統図、口絵など図版が多く、お互いに知恵を出し合い、より良いものへブラッシュアップしていっているのだが、本当に素晴らしい本になりそうで、ワクワクしてくる。
大変だけど、本を作り、売ることはやっぱり楽しい。
朝、あちこちに電話、メール。
そして昨夜、忘年会で浦和レッズが選手の取り過ぎだと批判していたF社のTさんにそうではないという証拠をFAX。
昼、神保町S書店のUさんがお弁当を持ってやってくる。
最近顔を出さない青土社のE君の話で盛り上がり、来年「本の雑誌別冊 榎本の雑誌」を作ろうと話す。
午後、営業にでかける。銀座の教文館さんでは、『Q&A Diary : My 5 Years』(海と月社)という日記帳が売れていた。5年分の同月同日が1ページに書き込めるのと、1ページずつ、ちょっとした質問があって、それに毎年答え、変化を楽しむのが人気らしい。アイディア。
夜、家族のクリスマスプレゼントを購入しに行く。娘と息子には図書カード。私は『角川類語新辞典』(角川書店)で内需拡大。妻にはベンチコート。これが高くて目玉が飛び出る。
帰宅後、ランニング、7キロ。
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