目覚めたら4時。あと2時間は眠れるのに、浦和レッズの自由席観戦前日抽選の日は、どこか緊張があり、いつも時間より早くめが覚めてしまう。
二度寝し、6時に起床。寝ぼけ眼で車を走らせ埼玉スタジアムへ。雨は止んでいたが屋根になるコンコースの下に並んでくじを引く。番号をY社長に携帯メールで知らせる。
家に戻ったのが7時半。学校に向かう娘とすれ違う。
「朝っぱらからどこいってんのよ」
「すいません.........」
朝食は、バナナ、野菜ジュース、豆乳、コーヒー。息子が食べていたポケモンの「クリームクロワッサン」があまりにうまそうだったので半分食べる。「あとで返してね」と息子。
通勤読書は『恐れるな! なぜ日本はベスト16で終わったのか?』イビチャ・オシム(角川oneテーマ21)。
数日前の日記でワールドカップイヤーだというのに面白サッカー本が出ないとを嘆いたが、待望のサッカー本がこの本だったのかも。あの退屈で情けないW杯南アフリカ大会をこれだけ公平にきちんと批評した本(雑誌)はどこを探してもないだろう。
サッカーはシステムだけのものでも戦術だけのものでもなくまた監督のものでもないのだ。例えばヒーローのように扱われた本田に対してもオシムはきちんと評価を下す。「本田は唯一リスキーにプレイした」「ヘディングを改善せねばならないし、両足でプレーできないことと視野の狭さも改善しなければならない」
いつだかスポーツ雑誌の編集者から「相変わらず野球本で売れるのはノムさん、サッカー本はオシム」と話しを聞いたことがあるが、それも仕方ないことだ。高度の知識と何をも恐れず批評精神あふれる本を書けるのが、その二人しかいないのだから。
9時半出社。
ゲラが出来たので、はらだみずきさんと内澤旬子さんにメールで送信。
昼食は隣のファミリーマートで買ってきた、焼きそばと5種類豆の野菜サラダ。
各出版社のPR誌を読みながら食す。
「巨大仏なう」のイベント用書籍が足りなくなったとの連絡を受け、三省堂書店成城店へ『スットコランド日記』と『スットコランド日記深煎り』を直納。あまりの重さに昨日に引き続きカートを使う。
打ち合わせの後、本日オープンのジュンク堂書店吉祥寺店に向かう。
16時過ぎ着。テナント全体が本日オープンなのでものすごい人ごみで、ジュンク堂のレジにも行列ができていた。新店でこんなに混んでいるお店を見るのも久しぶり。近隣どころか沿線への影響を考えてしまう。
会社に戻って
イベント情報の確認でリブロ吉祥寺店に電話。出版社カンゼンのTさんに電話し、来年出版予定の本の営業の相談。
新潮社のNさんから『ふがいない僕は空を見た』窪美澄のPOPに推薦コメントを使わせて欲しいと連絡あり。了解す。社内でしばし雑談。今月号で終わってしまう『彷書月刊』についてなど。
今日こそは早く帰ろうという決意のもと、19時に会社を出る。
ブックファースト渋谷店に寄り、娘に頼まれていた本を3冊購入した後、文芸書売り場をうろついていると声を書けられる。河出書房新社の営業マンSさんだった。最近お会いしていないと思ったら、取次店担当に異動なられたとのこと。寂しい。
一番欲しかった坪内祐三さんが「週刊文春」の「文庫本を探せ」で紹介していた『海炭市叙景』佐藤泰志(小学館文庫)がどうしても見つからない。そりゃああの書評を読んだら欲しくなるというもの。三省堂か紀伊國屋あるいはジュンク堂に行くか悩むが、ここは大穴、「週刊文春」と一番通そうなブックファーストルミネ2店へ。運良く1冊残っており、購入。
ここまで来たらタワーレコードにも行こうとフラッグスへ。OSHMAN'Sでスニーカーを見た後、タワレコへ。
ニック・ホーンビィが歌詞を書いたBen Folds「LONELY AVENUE」と池袋のHMVで視聴してから気になっていたRORY GALLAGHER「LIVE IN EUROPE」を購入。
21時30分、帰宅。
シャワーを浴びて晩飯。さんまと肉豆腐。
来週のプレミアリーグ5試合と浦和レッズ対セレッソ大阪戦の録画予約した後、翌日のビーフシチューを作り、シャトルシェフの保温鍋に入れておく。『海炭市叙景』を読み出す。就寝は24時15分。