担当=牧眞司

《クトゥルー・ケースブック》新作〜ジェイムズ・ラヴグローヴ『シャーロック・ホームズとハイゲイトの恐怖』
2026年3月3日11:00

【今週はこれを読め! SF編】

《クトゥルー・ケースブック》新作〜ジェイムズ・ラヴグローヴ『シャーロック・ホームズとハイゲイトの恐怖』
 ワトスンが書いたシャーロック・ホームズの探偵録は真実ではなく、実際にあったホームズとクトゥルー神話の怪物たちとの闘いを隠蔽するため、巧妙に捏造された創作だった...
SFミステリにして繊細な青春群像劇〜北清夢『漂泊の星舟』
2026年2月24日11:00

【今週はこれを読め! SF編】

SFミステリにして繊細な青春群像劇〜北清夢『漂泊の星舟』
 北清夢(きたせいゆめ)は、日本とアメリカにルーツを持ち、ニューヨークと東京で育った。現在はニューヨーク在住。2015年ごろから短篇を発表しはじめ、2023年刊...
ギターの調べで語られる伝承と怪異〜マンリー・ウェイド・ウェルマン『銀のギターのジョン 悪魔なんかこわくない[増補版]』
2026年2月17日11:40

【今週はこれを読め! SF編】

ギターの調べで語られる伝承と怪異〜マンリー・ウェイド・ウェルマン『銀のギターのジョン 悪魔なんかこわくない[増補版]』
 パルプ雑誌時代から1980年代半ばまで活躍しつづけた、怪奇小説の名手マンリー・ウェイド・ウェルマンの代表作が、《銀のギターのジョン》を主人公とする連作だ。ジョ...
ル・グィン「オメラス」への返歌〜『ナイトランド・クォータリー vol.41「言×音×革命 幻詠のガルドル(galdr)」』
2026年2月10日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

ル・グィン「オメラス」への返歌〜『ナイトランド・クォータリー vol.41「言×音×革命 幻詠のガルドル(galdr)」』
『ナイトランド・クォータリー』は誌面構成こそ雑誌だが、出版流通上は書籍でISBNがついており、バックナンバーを並べて販売している書店もある。毎号、ユニークなテー...
ひとりひとりの死生観を問う物語〜土形亜理『みずうみの満ちるまで』
2026年2月3日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

ひとりひとりの死生観を問う物語〜土形亜理『みずうみの満ちるまで』
 第十三回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。選考委員のなかでは小川一水氏が大賞に推したが、他の委員との話しあいの結果、特別賞に落ち着いたという経緯がある。  ...
壮年期の先にあるのは、衰微か円熟か〜林譲治『地球壮年期の終わり』
2026年1月27日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

壮年期の先にあるのは、衰微か円熟か〜林譲治『地球壮年期の終わり』
 これまでの作品で、いくつもの特異な異星文明を創造し、さまざまなかたちでのファーストコンタクトを描いてきた林譲治。本作品では、また新しいアプローチをおこなってい...
酒びたりの麒麟、殲滅する翼獣、饒舌なAI〜斧田小夜『では人類、ごきげんよう』
2026年1月20日12:35

【今週はこれを読め! SF編】

酒びたりの麒麟、殲滅する翼獣、饒舌なAI〜斧田小夜『では人類、ごきげんよう』
 斧田小夜は、第十回創元SF短編賞に投じた「飲鴆止渇(いんちんしかつ)」で優秀賞を受賞してデビュー。2022年には最初の短篇集『ギークに銃はいらない』(破滅派)...
さらりとした奇想から現代テーマのSFまで全十二篇〜キム・イファン『おふとんの外は危険』
2026年1月13日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

さらりとした奇想から現代テーマのSFまで全十二篇〜キム・イファン『おふとんの外は危険』
 キム・イファンは韓国の現代作家。レイ・ブラッドベリ『火星年代記』に感銘を受けて作家を志し、インターネットで作品発表を開始した。長篇小説は2004年から現在まで...
死と暴力の暗黒神話〜キアヌ・リーヴス&チャイナ・ミエヴィル『再誕の書』
2026年1月6日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

死と暴力の暗黒神話〜キアヌ・リーヴス&チャイナ・ミエヴィル『再誕の書』
 チャイナ・ミエヴィルは『都市と都市』『言語都市』などの傑作で、現代イギリスSFを牽引する実力作家のひとり。パルプ小説的意匠を現代感覚でブラッシュアップする「ニ...
超高温の地球、体内でダイヤを育てる民〜関元聡『摂氏千度、五万気圧』
2025年12月23日11:30

【今週はこれを読め! SF編】

超高温の地球、体内でダイヤを育てる民〜関元聡『摂氏千度、五万気圧』
 第十三回ハヤカワSFコンテスト優秀賞受賞作。関元聡はすでに日経「星新一賞」グランプリを二年連続で獲得している注目株だ。同賞は一万字以内という枚数制限があるので...