新刊めったくたガイド
1978年6月発行の第9号からスタートした「本の雑誌」の看板コーナーが、WEB本の雑誌に登場!
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2025年4月号 書評担当者:東えりか
『ガラパゴスを歩いた男』でノンフィクションの喜びを堪能!
「事実は小説より奇なり」。 ノンフィクションを読む喜びはこの言葉に尽きる。 丹羽典生『ガラパゴスを歩いた男 朝枝利男の太平洋探検記』(教育評論社)は、国立民族学博物館教授の著者が映像音響資料室で偶...記事を見る »
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2025年4月号 書評担当者:久田かおり
バラエティに富んだ復興支援アンソロジー『あえのがたり』を推す!
2024年1月1日、能登半島を襲った大地震。あれから一年以上経った今も復興未だ道遠し、の能登半島への支援アンソロジー『あえのがたり』(講談社)は加藤シゲアキの直木賞待ち会から生まれた。タイトルの由来...記事を見る »
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2025年4月号 書評担当者:梅原いずみ
新川帆立の傑作長編『目には目を』に驚愕!
二〇二五年が始まってすぐの一月ではあるが、早くも今年を代表する一作が出た。新川帆立の長編『目には目を』(KADOKAWA)。『元彼の遺言状』で二〇二一年にデビューした新川の印象は、魅力的なキャラクタ...記事を見る »
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2025年4月号 書評担当者:大森望
怒濤の改変歴史青春小説R・F・クァン『バベル』に参った!
早くも今年の翻訳SFベストワンが(ほぼ)確定した。R・F・クァン『バベル オックスフォード翻訳家革命秘史』(古沢嘉通訳/東京創元社上下)★★★★½は、2022年のネビュラ賞に輝く(にもかかわらず翌年...記事を見る »
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2025年4月号 書評担当者:橋本輝幸
オースター『4321』は2024年ベスト級の一冊だ!
ジーン・シェパード『ワンダ・ヒッキーの最高にステキな思い出の夜』(若島正編訳・浅倉久志訳/河出書房新社)の著者は一九二一年生まれ。米国でラジオやテレビのパーソナリティーとして活動し、一人漫談で人気を...記事を見る »