『酒場とコロナ』

あのとき酒場に何が起きたのか

著者:大竹聡

予価2200円(税込)

2025年2月28日発売予定

「僕らにとって一番辛いのは、忘れられてしまうことです」

 
酒場取材30年の「酒とつまみ」創刊編集長が聴き歩いた生の声。
コロナに翻弄された酒場の記録。

当面の間、休業いたします。

緊急事態宣言、まん延防止等重点措置、休業、時短営業、ソーシャルディスタンス、酒類提供禁止、人数制限、90分、感染対策、テイクアウト、お弁当、ランチ、検温、消毒、アクリル板、マスク飲食、ノンアル、酒類提供午後7時まで、飲食店8時閉店、持続化給付金、雇用調整助成金、営業自粛協力金...

酒場の主たちは何を考え、どう過ごしてきたのか。


▪️四六判並製 ▪️320ページ(オールカラー)
ISBN 978-4-86011-497-8

[目次]

コロナに翻弄された酒場を追いかけて

第1部 酒を出せない酒場たち ―2021年 夏~冬―
 もつやき ばん [祐天寺] 010
 サンルーカル・バー [神楽坂] 022
 まるます家 [赤羽] 034
 煮込みや まる。 二代目鳥七 [荻窪] 046
 宇ち多 ゛[立石] 058
 BAR WOODY [吉祥寺] 070
 みますや [神田] 080
 バーデン バーデン [有楽町] 092
 ぬる燗 [浅草] 104
 燗酒屋がらーじ [国分寺] 114
 水新はなれ 紅 [浅草橋] 126
 鳥平 [錦糸町] 138
 もつ焼 高賢 [駒込] 150
 Bar たか坂 [銀座] 162
 大黒屋 [横浜・野毛] 174
 なか川 [神田] 186
 市民酒蔵 諸星 [横浜・新子安] 198
 魚貞 [幡ヶ谷] 210
 婆娑羅 [三鷹] 222
 カエサリオン [代々木上原] 234
 秋田屋 [浜松町] 246

第2部 コロナ禍は3年におよび ―2023年 秋―

 祐天寺の名店はコロナを乗り切れたのか 268
 バーが忘れられる危機をどう乗り越えたのか 278
 焼きとんチェーンはコロナとどう付き合ったか 287
 120席の本格派ドイツ・レストランの生き残り策とは 297
 浅草・観音裏の酒肴のうまい酒場に変化はあったか 306
 あとがき 315 


[著者プロフィール]

大竹聡(おおたけ・さとし)

一九六三年東京生まれ。早稲田大学第二文学部卒業後、出版社、広告代理店、編集プロダクションなどを経てフリーに。2002年仲間と共にミニコミ誌「酒とつまみ」を創刊。『中央線で行く東京横断ホッピーマラソン』(ちくま文庫)、『ずぶ六の四季』(本の雑誌社)など著書多数。

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