『マルジナリアでつかまえて2 世界でひとつの本になるの巻』

著者:山本貴光

定価2200円(税込)

2022年5月17日発売

「本の雑誌」の人気連載、第一期完結へ!

 

書いて自分のものにする。マルジナリア"余白の書き込み"探求道の書第2弾。本に書き込みをする人たちの読みっぷりを追体験し、知となり肉となる読書を学ぶ。本を読むのが今より、もっと、楽しくなる!

〈カラー蔵書探検〉神谷美恵子の本棚 印刷博物館 松竹大谷図書館 東京理科大学近代科学資料館 

[目次]

私の他人の蔵書 
もしフェルマーがKindleを使ったら 
ここは謎めいた調子で 
マルジナリアのここがダメ 
万能人だってやるときはやる 
実物はもっと美しいんだから! 
人もすなるマルジナリアといふものを
だって好きだから 
書いて自分のものにする 
日本語の異界を調査する 
世界にちょっと手を加え 
紙上に城壁を築く 
書くほどにおいしくなります 
千年前の本だって読みます 印刷博物館編1 
匂いたつ武士の印刷 印刷博物館編2 
読みづらければ書けばよい 印刷博物館編3 
抵抗のマルジナリア 
すべては官能のために 
これがほんとの復元法 
黒い点と十字の謎 
余白は楽園である 
登場人物になりきる 
余白談義の余白に 
期待と失望のあいだで 
新刊なのに古書みたい 
マルジナリアは永遠に 

神谷美恵子、あるいは読み尽くしのマルジナリアについて(長島愛生園・神谷書庫)
そこを削っちゃおしめえよ?(松竹大谷図書館・GHQ検閲歌舞伎台本)
東京理科大に和漢書があるわけ(東京理科大学近代科学資料館)

■四六判並製 ■320ページ
ISBN978-4-86011-468-8

« 前のページ | 次のページ »