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横丁カフェ
現役書店員が週替わりでおすすめ本のご紹介します。
●担当者●田村書店吹田さんくす店 渡部彩翔
2024年12月19日更新
『蜂の物語』ラリーン・ポール
──受け入れ、したがい、仕えよ── 『怠惰は罪、不和は罪、強欲は罪、欲望は罪、うぬぼれは罪。完璧なのは女王だけ。』 まるであやしげな宗教を見ているような、これらの言葉が繰り返し刷り込まれるのは、なんと...
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2024年11月21日更新
『白猫、黒犬』ケリー・リンク
童話を読んだのはずいぶん昔のことですが、今でも鮮明に思い出せるのは、それがただの物語ではなく、心の核心に触れていたからかもしれません。 本書は、そんな童話たちを、変幻自在の物語の魔術師と称されるケリー...
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2024年10月17日更新
『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』宮田珠己
今から挙げる生物にワクワクしてしまった方は、ぜひ本書を手に取ってください。 「羊のなる謎の木」「魚に乗るアマゾネス」「犬頭人にマンドラゴラ」「人の形をした果実」 こんな奇妙で愉快な生物たちが待ち受ける...
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2024年9月19日更新
『スロウハイツの神様』辻村深月
誰しも一度は、人生を変えるような心動かされる作品との出会いがあるのではないでしょうか。 本、映画、音楽、写真など、それは人によって様々です。 本書は、そんな誰もが一度は経験する「人生を変えるような心動...
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2024年8月15日更新
『幸せなひとりぼっち』フレドリック・バックマン
「典型的な古い男」の全てが詰まっているオーヴェという男が、通ります。 もともとは、偏屈で頑固な中年男「オーヴェ(架空の人物)」のエピソードを著者が面白おかしくブログで書いたところ、多くの共感を集め、大...
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2024年7月18日更新
『バッタを倒しにアフリカへ』前野ウルド浩太郎
幼少期からファーブルに憧れて、バッタに喰われる夢に一心不乱になる研究者のお話。 見知らぬ土地で、一文無しになってもバッタの研究で生活していく夢を追い続けた先に得たものとは......。 研究者の話って...
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2024年6月20日更新
『愛を伝える5つの方法』ゲーリー・チャップマン
「愛してる」という言葉は「好き」の気持ちがどれだけ育ったら言えるんだろう。どうすれば「好き」という気持ちは「愛」に変わっていくんだろう。長年疑問に思っていたことの答えがこの本にありました。 愛する二人...
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2024年5月23日更新
『ミシンの見る夢』ビアンカ・ピッツォルノ
家政婦は見た、ならぬ、お針子は見た! 厳しい階級社会の中、女性軽視が根強く残る19世紀のイタリアで、ひとりの少女が祖母から受け継いだ裁縫を手に、様々な苦難を乗り越え、諦めず貪欲に学び、ときに恋をして成...
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田村書店吹田さんくす店 渡部彩翔
田村書店吹田さんくす店に勤務して3年弱。主に実用書・学参の担当です。夫と読書をこよなく愛しています。結婚後、夫について渡米。英語漬けの2年を経て、日本の活字に飢えに飢えてこれまで以上に本が大好きになりました。小さい頃から、「ロッタちゃん」や「おおきな木」といった海外作家さんの本を読むのが好きです。今年の本屋大賞では『存在のすべてを』で泣きすぎて嗚咽しました。
田村書店吹田さんくす店 渡部彩翔 最近の記事
『蜂の物語』ラリーン・ポール
『白猫、黒犬』ケリー・リンク
『アーサー・マンデヴィルの不合理な冒険』宮田珠己
『スロウハイツの神様』辻村深月
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