●担当者●精文館書店豊明店 近藤綾子

2024年10月10日更新

『市川崑と『犬神家の一族』』春日太一

 息子が子鉄だった頃、大井川鉄道のSLに乗りに行ったことがある。もちろん、息子のためであるが、実は、私にはもう一つ、目的があった。それは、大井川鉄道の家山駅に行くこと。なぜなら、市川崑監督の金田一耕助... 記事を見る »
2024年9月12日更新

『フェイク・マッスル』日野瑛太郎

 書店で本を選ぶキッカケとなるのは、何ですか?表紙などの装丁、帯に書かれた言葉、出版社が作ったパネルやPOP、もしくは、書店員が作ったPOPですか?帯やPOPには、当たり前だけど、その本について、ひた... 記事を見る »
2024年8月8日更新

『博物館の少女 怪異研究事始め』富安陽子

親と同じ職業を選び、そして、その親が偉大であったならば... 第165回直木賞を受賞した澤田瞳子さん『星落ちて、なお』(文春文庫)は、画鬼と呼ばれた天才絵師河鍋暁斎の娘である とよを主人公にした一代記... 記事を見る »
2024年7月11日更新

『神の悪手』芦沢央

 子供の頃の得意なモノマネは、ピンク・レディーの歌を歌って踊ること、ジュディ・オングの「魅せられて」を背中にバスタオルを広げて歌うこと、そして、NHK将棋トーナメントの対局中に記録係が数える秒読みの真... 記事を見る »
2024年6月13日更新

『イギリスのお菓子とごちそう アガサ・クリスティーの食卓』北野佐久子

 小学生の頃、アガサ・クリスティにどハマリした私は、片っ端に読み倒した。言うまでもなく、トリックの凄さに圧倒された。 同時に、小説の舞台であるイギリスの風習や風土、雰囲気に酔いしれた。そして、一番気に... 記事を見る »
2024年5月16日更新

『虎の血』村瀬秀信

 昨年はアレしたから、今年はアレンパしかないというのに、開幕から調子が上がらないことに、イライラが募る。 
 一体、何の話かというと、我が阪神タイガースのことである。最近、やっと勝数が五割以上になって... 記事を見る »
精文館書店豊明店 近藤綾子
精文館書店豊明店 近藤綾子
本に囲まれる仕事がしたくて書店勤務。野球好きの阪神ファン。将棋は指すことは出来ないが、観る将&読む将。高校生になった息子のために、ほぼ毎日お弁当を作り、モチベ維持のために、Xに投稿の日々。一日の終わりにビールが欠かせないビール党。現在、学童保育の仕事とダブルワークのため、趣味の書店巡りが出来ないのが悩みのタネ。