●担当者●東京堂書店神田神保町店 河合靖

2018年4月5日更新

『返品のない月曜日』井狩春男

 絶版もしくは品切れ重版未定状態のために、注文したいがそれが叶わない。  本屋に勤めていると、お客様の問合せ時、ブックフェアの選書や欠本調査等、品揃えに関わる書店独特の作業中、毎度毎度そのことで頭を悩... 記事を見る »
2017年5月2日更新

『スマホを落としただけなのに』志駕晃

 まずは、著者である志駕晃さんに謝らなくてはならない。  あまりにも疲れていて鞄の中の読みかけの本を読むにはちょっと抵抗があり、軽く斜め読みが出来る本をと思いこの本を購入した。ちょっと前に日刊ゲンダイ... 記事を見る »
2017年4月6日更新

『「Guitar magazine」2017年4月号』ギター・マガジン編集部

 今回はイレギュラーではあるが雑誌の紹介になる。本の紹介ではないがお許しください。 特集があまりにも素晴らしく、またこの特集だけでも1冊の本が出来てしまう位に内容が充実しているためである。「恋する歌謡... 記事を見る »
2017年3月2日更新

『ひとごろしのうた』松浦千恵美

 毎月、早川書房さんとは次月新刊の部決のための会議を行なっているが、新刊案内だけでは上手く内容が掴めず発注数を絞ってしまった書籍が実は今回ご紹介する作品である。(著者の松浦さん、すみません!)  新刊... 記事を見る »
2017年2月2日更新

『酒中日記』吉行淳之介/編

 何度読み返しただろう。中公文庫になってからも友達に貸したり、進呈したりで 結局3回位は買い直していると思う。  酒にまつわる話はただでさえ面白いが、この日記風エッセイ集は書き手が凄いのだ。まずは、こ... 記事を見る »
2017年1月5日更新

『家族』山口瞳

 山口瞳が大好きでこれまで多くの作品を読んできた。特に好きな作品は『居酒屋兆治』『血族』『家族』『日本競馬論序説』『草競馬流浪記』であるがこれら全て文庫すら絶版。人に薦めようにも仕入が出来ない状態であ... 記事を見る »
2016年12月1日更新

『リカ』五十嵐貴久

『リカ』シリーズの新作『リバース』が幻冬舎のPR小説誌「PONTOON」に連載され、10月にいきなり文庫新刊という形で発売された。  五十嵐貴久さんにとって『リカ』は2001年第2回ホラーサスペンス大... 記事を見る »
2016年11月7日更新

『安井かずみがいた時代』島崎今日子

 リットーミュージックから2014年に発売された「バハマ・ベルリン・パリ加藤和彦ヨーロッパ3部作」(書籍扱いCD3枚組&ブックレット)を偶然、ある新刊書店で見つけて購入した。運良く定価で購入できたが、... 記事を見る »
2016年10月6日更新

『五〇年酒場へ行こう』大竹聡

 20歳位からかれこれ15年ほど通い詰めた居酒屋がある。  ほぼ毎日結構な人数でラストオーダーまで飲んで、会計後も飲み足りなくて現金でビールを買い、横で店員さんたちが着替えているのもお構いなく追い立て... 記事を見る »
2016年9月1日更新

『たてもの怪談』加門七海

「たてもの怪談」を読んでいて、今でも忘れることが出来ない小学生時代のある恐ろしい出来事の記憶が完全に甦った。ずっと心の奥にしまっておいたもので今まで誰にも話した事が無い話である。  小学校4年のとき、... 記事を見る »
2016年8月4日更新

『牛を屠る』佐川光晴

 僕がまだ小学生の頃、父親が当時勤めていた職場の近くに食肉処理所があった。今は東京都中央卸売市場食肉市場または通称「芝浦と場」という。 「仕事をしている最中、しょっちゅう牛や豚の断末魔の悲鳴が聞こえて... 記事を見る »
2016年7月7日更新

『走れ!タカハシ』村上龍

 実は今回ご紹介させていただく作品は、大好きな「村上龍」のものと決めていてその中でも男の欲望の塊をこれでもかとさらけ出したバブル予兆小説『テニスボーイの憂鬱』にしようと思っていた。が、なんと今現在は文... 記事を見る »
2016年6月3日更新

『捲り眩られ降り振られ』白川道

 無頼派と呼ばれる作家の小説やエッセイを好んで読んできた。  その中でも白川道先生は特別な存在であり、鮮烈なデビュー作『流星たちの宴』(新潮文庫)は一気読み。まさに寝食忘れる数時間を経験した数少ない1... 記事を見る »
2016年5月6日更新

『フィッシュ・オン』開高健

「開高健」の作品を紹介したい。小説は勿論オススメが沢山あるが今回はノンフィクションを! 20代の時、会社の仲間と「東日本顔面凶悪釣行団」という椎名さん的なネーミングの釣りチームを結成した。 毎晩グタグ... 記事を見る »
東京堂書店神田神保町店 河合靖
東京堂書店神田神保町店 河合靖
1961年 生まれ。高校卒業後「八重洲ブックセンター」に入社。本店、支店で28年 間勤務。その後、町の小さな本屋で2年間勤め、6年前に東京堂書店に入社、現在に至る。一応店長ではあ るが神保町では多くの物凄く元気な長老たちにまだまだ小僧扱いされている。 無頼派作家の作品と映画とバイクとロックをこよなく愛す。おやじバンド活動を定期的に行っており、バンド名は「party of meteors」。白川道大先生の最高傑作「流星たちの宴」を英訳?! 頂いちゃいました。