●担当者●福岡金文堂志摩店 伊賀理江子

2024年10月3日更新

『ナチュラルボーンチキン』金原ひとみ

金原ひとみさんの作品はエネルギーで溢れている。 言葉の威力がでかい。 ドッヂボールで例えるなら、ばすんばすん絶え間なく当てられている状態だ。いやドッヂボールで当たりまくっているということはルールも崩壊... 記事を見る »
2024年9月5日更新

『田舎の紳士服店のモデルの妻』宮下奈都

いつかこの世を離れるときには棺桶に一緒に入れてほしい本がいくつかある。 そのなかでも常に小脇に抱えていたいくらい好きで、この本を読んだ感情をなくしたくないと思い、いままで忘れたことなどない一冊。 いつ... 記事を見る »
2024年8月1日更新

『時をかけるゆとり』朝井リョウ

小説家 朝井リョウは天才だ。 彼の文章が好きだ。愛していると言ってもいいくらいに。   『桐島、部活やめるってよ』インパクトあるこのタイトルでデビューし、『何者』『世界地図の下書き』『正欲』と、多くの... 記事を見る »
2024年7月4日更新

『明日、晴れますように 続七夜物語』川上弘美

『明日、晴れますように』 きっとみんな一度は祈ったことのある言葉。 『明日、晴れますように 続七夜物語』 タイトルに「続」とあるが私自身『七夜物語』は未読。(この時点では) なんの前情報も持たず、余分... 記事を見る »
2024年6月6日更新

『あたしの一生 猫のダルシーの物語』ディー・レディー

猫のダルシーとその人間、2人の出会いから、ダルシーがお別れを言う17年4ヶ月と1日のその日々のおはなし。 この本は猫のダルシーの目線で描かれている。 ダルシーは自分の人間と出会う前に、自分たち(生後間... 記事を見る »
2024年5月9日更新

『ここはすべての夜明けまえ』間宮改衣

「ちょっと信じられないような小説」 このPOPに引き寄せられ手に取る。 こういう出版社の作製したPOPや、出掛けた先の書店で手書きPOPに引き寄せられることは結構ある。この本いいよ!って誰かが、オスス... 記事を見る »
福岡金文堂志摩店 伊賀理江子
福岡金文堂志摩店 伊賀理江子
福岡県糸島市在住。2020年福岡金文堂志摩店入社。2022年頃から文芸文庫担当。夫がひとり娘がひとりの3人家族。江國香織が好き。大好き。ミステリやコワいものグロいものも大好物。整体ですべての筋肉が眠っていると言われたことがある。だからかよくつまづく。いろんな意味で。