ひとりひとりの死生観を問う物語〜土形亜理『みずうみの満ちるまで』
2026年2月 3日 11:30

【今週はこれを読め! SF編】

ひとりひとりの死生観を問う物語〜土形亜理『みずうみの満ちるまで』 - 牧眞司
 第十三回ハヤカワSFコンテスト特別賞受賞作。選考委員のなかでは小川一水氏が大賞に推したが、他の委員との話しあいの結果、特別賞に落ち着いたという経緯がある。  ...
小説家・津村記久子へのインタビュー『ふつうの人が小説家として生活していくには』
2026年2月 3日 09:57

【今週はこれを読め! エンタメ編】

小説家・津村記久子へのインタビュー『ふつうの人が小説家として生活していくには』 - 高頭佐和子
 小説家・津村記久子さんへのインタビューをまとめた1冊である。どんな子どもだった...
暴力の祭典を描いた劇毒小説〜増島拓哉『飢える骸』
2026年2月 2日 11:58

【今週はこれを読め! ミステリー編】

暴力の祭典を描いた劇毒小説〜増島拓哉『飢える骸』 - 杉江松恋
 劇毒と言ってもいい犯罪小説であった。  増島拓哉『飢える骸』(KADOKAWA)は、この場で紹介していいかどうか少し悩む、暴力の祭典を描い...
壮年期の先にあるのは、衰微か円熟か〜林譲治『地球壮年期の終わり』
2026年1月27日 11:30

【今週はこれを読め! SF編】

壮年期の先にあるのは、衰微か円熟か〜林譲治『地球壮年期の終わり』 - 牧眞司
 これまでの作品で、いくつもの特異な異星文明を創造し、さまざまなかたちでのファーストコンタクトを描いてきた林譲治。本作品では、また新しいアプローチをおこなってい...
噛みしめるたびに驚きがある逸品〜東川篤哉『じゃあ、これは殺人ってことで』
2026年1月23日 20:00

【今週はこれを読め! ミステリー編】

噛みしめるたびに驚きがある逸品〜東川篤哉『じゃあ、これは殺人ってことで』 - 杉江松恋
 やわやわの外見にしっかりとした骨格が備わっている。  伊勢うどんだと思って口に入れたら中にバリカタの長浜ラーメンがあったようなもので、噛み...
酒びたりの麒麟、殲滅する翼獣、饒舌なAI〜斧田小夜『では人類、ごきげんよう』
2026年1月20日 12:35

【今週はこれを読め! SF編】

酒びたりの麒麟、殲滅する翼獣、饒舌なAI〜斧田小夜『では人類、ごきげんよう』 - 牧眞司
 斧田小夜は、第十回創元SF短編賞に投じた「飲鴆止渇(いんちんしかつ)」で優秀賞を受賞してデビュー。2022年には最初の短篇集『ギークに銃はいらない』(破滅派)...
緊張と緩和にヒリつく〜ピンク地底人3号『カンザキさん』
2026年1月19日 10:04

【今週はこれを読め! エンタメ編】

緊張と緩和にヒリつく〜ピンク地底人3号『カンザキさん』 - 高頭佐和子
 野間文芸新人賞受賞作である。ずいぶんと変わった名前の著者だが、劇作家・演出家で...