燃え尽き症候群のその後...『零落』
好きなことを仕事にしてしまうことの苦しさがひしひしと伝わってくる。夢だったはずの漫画家になって自分が得たものはいったいなんだったのか? 燃え尽き症候群になった先の人間のリアルが描かれている作品。
3/15 (Wed)唯一無二の存在感、松浦りょう『赦し』
娘を殺された元夫婦(尚玄、MEGUMI)と、犯行時に未成年だった加害者の女性(松浦りょう)。癒やしようのない苦しみに囚われた3人の葛藤を見すえ、魂の救済、赦しという深遠なテーマに真っ向から挑んだ問題作。
3/13 (Mon)アカデミー賞最多ノミネート!『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
MARVELの大ヒットで観客にマルチバースが説明不要になったとも言えることを逆手にとって(?)、今回紹介する『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(通称エブエブ)は見事に132分という映画の枠の中で複雑な世界を面白く描ききった。
3/ 3 (Fri)ブラックジョークが癖になる『逆転のトライアングル』
本作でカンヌ史上3人目の2作品連続パルムドール受賞という圧倒的快挙を果たしたリューベン・オストルンド監督の最新作。2023年のアカデミー賞でも作品賞、監督賞、脚本賞と主要部門に3部門ノミネートされている作品です。
3/ 1 (Wed)カンヌ監督賞受賞作『別れる決心』
監督の今までの作品のエロやグロを思い出すと、今回の作品もどんなタイミングで観ようか悩むほどだった。ところが、本作エロもグロもほとんどない。まさかの心理的にじわじわとくる作品だった。
2/17 (Fri)安楽死と向き合う家族の物語『すべてうまくいきますように』
日本では現在認められていない安楽死という制度。ですが、世界では現在、10カ国以上の国・地域で自殺ほう助が認められています。
2/ 2 (Thu)コロナ禍を予見した映画と話題『ピンククラウド』
コロナを予見した映画として話題となっている『ピンククラウド』を紹介しようと思う。 なんと、本作の脚本が書かれたのはコロナ以前の2017年。2019年に撮影された本作は当初SF映画として構想されていたが、世界的なパンデミックで一変した現実と重なることとなった。
1/30 (Mon)胸の奥深くをざわつかせる『死を告げる女』
本作を鑑賞して一番に感じたのは、韓国映画を観たのにJホラーを観たようなゾクゾク感。初めて『リング』を見た時に貞子に対して抱いた感情に似た何かが、胸の奥深くをざわつかせる作品だった。
12/23 (Fri)移民問題を考える『終末の探偵』
今回紹介する本作は一見するとただの探偵ものだが、移民問題について深く考えさせられる物語。今、見る意義は大きい。
12/16 (Fri)韓国版ラブアクチュアリー!?『ハッピーニューイヤー』
『猟奇的な彼女』のクァク・ジェヨンが韓国を代表する最旬豪華キャストと贈る、この冬ハッピー必至のロマンティックラブストーリー。
12/ 8 (Thu)