「畑中雄也」
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死ぬほどバカなホラー映画『ゾンビーバー』
本作はタイトルの通り、ビーバーがゾンビ化して人々を襲うというもの。タイトルが駄洒落な上に、ストーリーも「まさにB級」と感心するレベルでB級ゾンビ映画あるあるを踏襲している。
10/27 (Fri)-
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エイリアンがエイリアンを故郷に帰す『宇宙人ポール』
痺れるような興奮を楽しめない人間にも楽しめるSFはないものかレンタルビデオ店で適当に漁っていたら本作を引き当てた。
10/23 (Mon)-
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ある意味で感涙させる『ランボー者』
『タイタニック』のパロディである『パイパニック』など、有名な作品をネタにしたAVは、秀逸なタイトルだったり内容が馬鹿馬鹿し過ぎたりして笑えるものが多い。しかし、それはあくまでパロディであるから面白味があるのであって......
10/19 (Thu)-
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恋愛漫画を実写化するとコメディになる『パラダイス・キス』
本作は2010年に600万部の売上を叩き出した超人気漫画を実写化したもの。昔から売れている恋愛漫画は実写化される傾向にあるが、寡聞にして成功した例を知らない。
10/ 9 (Mon)-
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バンドと観客が入り混じり、多幸感あふれる祝祭の場『ザ・クランプス 精神病院ライブ』
米国のバンド「ザ・クランプス」が精神病院の患者の前で20分間、延々とライブしているだけの本作。果たして映画というジャンルに入れて差し支えないのか分からない。
10/ 3 (Tue)-
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Vシネマはひねればいいというものではない『暗黒の戦い』
クソ田舎にいると、サブカルクソ女およびサブカルクソ男にエンカウントする確率はほぼ皆無に近いので「趣味は単館上映の映画です」なんて寝言を聞かなくて済む。その代わり、単館上映の映画ではなくてメインとなるのはVシネマである。
9/28 (Thu)-
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視聴者の脳内をレイプする『レイプゾンビ』
ゾンビ映画の巨匠であるジョージ・A・ロメオが7月に死去したニュースに触れ、「そういえばゾンビ映画を真面目に観たことがないな」とレンタルショップに駆け込んだ。
9/26 (Tue)-
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成り上がりを妄想して脳をハイにする。『フィクサー THE FIXER』
最初に勤めた出版社で上司から教わった優れた文章の条件が「中卒の肉体労働者がクタクタに疲れた状態で酒を飲みながら読んでも分かること」という内容だった。
9/22 (Fri)-
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エセ右翼や左翼が跋扈する時代に『11・25自決の日 三島由紀夫と若者たち』
こういうどうしようもない時代だからこそ、この映画は再評価されるべきではないかと思う。
9/19 (Tue)-
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童貞時代の黒歴史を強制回想。『童貞。をプロデュース』
なぜ童貞は蛇蝎のごとく忌み嫌われるのか。その理由を知りたくて本作を視聴した。
9/18 (Mon)-
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鑑賞すること自体が"受難"。『受難』
映画の場面などの意味を考えることは、映画の楽しみの一つであろう。あれこれと友人や同好の士と語らう、また楽しからずや。
8/21 (Mon)-
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『ニュースの天才』 スクープという記者の病
ニュースを扱うライターや記者にとって、スクープとは自らの存在価値であったり出世するための必須条件であったり、各人にとって理由は様々だが大多数にとって「何としても獲りたいもの」であるのは間違いない。
8/15 (Tue)-
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『アオハライド』 中年が青春ラブストーリーを観ると死ぬ
いわゆる恋愛映画の楽しみ方が分からない。鏡を千回眺めても自分の容姿はよくて十人並みだし、付き合う相手にしたところで、自分の彼女でなければ街ですれ違っても意識するようなルックスではない。まさに割れ鍋に綴じ蓋。似た者同士。傷の舐めあい。妥協の産物。
8/ 3 (Thu)-
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『女刑事RIKO 聖母の深き淵』怒涛のご都合主義がオツムを痺れさせる
ケインズは穴を掘って埋めても経済が回ると説いたが、この映画も公共事業か何かなのだろうか。制作は1998年と、不景気ド真ん中だったので、多分そうに違いない。
7/14 (Fri)-
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『何者』SNS隆盛による就活の地獄化に震える
朝井リョウ原作である本作は大学生の就職活動を軸とした内容だ。無事、就職をした人間も内定が取れず図らずもノージョブ生活を満喫している人間も「就活」と聞けば大半は思い出したくない記憶ではないだろうか。
7/13 (Thu)-
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『ヘルタースケルター』逃れられない美への虚栄心に心が冷える
岡崎京子の原作漫画を蜷川実花が監督し、沢尻エリカのヌードシーンなどで話題を集めた本作を今更紹介するのはネタの鮮度としていかがなものかと思うが、別に映画の世界観やら作品の質について語る訳ではない。
7/12 (Wed)-
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『キラーコンドーム』コンドームから見えるお国柄
おそらく監督は、様々な皮肉をB級映画というオブラートに包んだと思われるが、そういう真面目な話を本作でしたところでどうしようもない。問題はコンドームの存在だけである。
7/11 (Tue)-
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『風俗行ったら人生変わったwww』を実践したらビョーキもらったwww
北方健三の『試みの地平線』と言えば女性に対して悩む少年に「小僧、ソープへ行け!」と無茶を言う名台詞が有名だが、実際には数回しか書いていないという。まぁ、ソープに行って何か変わるほど世間は甘くないし、仮に悩みが解決したら世の中には素人童貞がいなくなってしまう。
6/30 (Fri)-
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『県警対組織暴力』 警察OBが懐かしんだバイオレンス映画
深作欣二監督×菅原文太の実録モノ! 『仁義なき〜』が好きだけど未見!という人はぜひご覧ください。
6/29 (Thu)-
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『つれがウツになりまして。』 映画はハッピー、現実は地獄の精神疾患ワールド
本作は実話を基に制作されている作品。多くの医療関係者が関与しているため、うつ病に対する典型的な誤解「うつ病は甘え」などという考えを作中で丁寧に否定している点は高く評価できる。
6/28 (Wed)-