「畑中雄也」
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21世紀に羊頭狗肉を行う愚かさ『THAT/ザット』
ジャケットには「スティーヴン・キング原作『IT/イット』に続く~」という煽り文句が記載されており、構図も『IT/"それ"が見えたら、終わり。』を思わせるものになっている。
8/ 7 (Wed)-
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B級映画から雑味を取り除いた『MEGザ・モンスター』
大きく口を広げたサメが写ったジャケットを見て、また量産型のバカなサメ映画が製作されたのかと呆れて手に取った本作は、製作費と宣伝費を合わせて3億ドルを投入した超大作だった。
8/ 5 (Mon)-
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登場人物がダーウィン賞モノ『ケージ・ダイブ』
撮影者が行方不明になり、発掘されたという設定のファウンド・フッテージ・スタイルなんて採用するから、最初はマトモな作品かと思ってしまった。
7/31 (Wed)-
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予告編と本編に乖離があり過ぎる『伊藤くんAtoE』
視聴する毎秒ごとに、つまらなさで死にたくなるというのは映画としてどうなのだろう。
7/30 (Tue)-
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プロが作る失敗した学生の自主映画『ヘルケバブ 悪魔の肉肉パーティー』
ジャケットには血まみれの鉈を持った人物の脇に「野菜のつぎ、おまえ!」というキャッチが記されており、てっきり食人鬼が襲い掛かる内容だと思っていたら......
7/29 (Mon)-
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『トリプルヘッド・ジョーズ』:ちなみに前作は『ダブルヘッド・ジョーズ』です。
1975年の『JAWS』から始まったサメ映画というジャンルは現在に至るまで一向に衰退する気配を見せない。ゾンビになったり竜巻と一緒に人々を襲ったりと、無駄な方向に進化すらしている。
6/24 (Mon)-
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コンセプトと脚本さえ面白ければどうにでもなる『GAL AVATAR』
ここ最近、無作為で映画を引いているのにことごとく駄作を引き当て「この国では映画を撮っていけない法律でも作った方がいいのではないだろうか?」など、下らないことを本気で考えていた時に引いたのが本作だ。
6/11 (Tue)-
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シラフの人間を強制バッドトリップさせる『センセイ君主』
漫画として読む分には面白いとさえ感じるのに、どうして実写化すると寒々しくなるのか。毎度毎度即死級の地雷を踏み抜く度に首をかしげる。毎年のように量産されていることを鑑みるに需要はあるのだろう。
6/10 (Mon)-
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MVとして見よう。『君と100回目の恋』
アイドル的な売り方をした女性シンガーが出演する映画は大体、単なるMVになると巷で言われるよう、本作を映画として視聴した場合、いろいろな面でキツくなる。「金のかかったプロモーションビデオだなぁ」程度に観ることが精神衛生上よろしい。
5/16 (Thu)-
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アクション映画に推理の尺は結構です『ラスト・ウィッチ・ハンター』
漫画の実写化を観て気が触れそうになったり、20代が高校生の制服を着て織りなす学園恋愛モノに辟易したり、映画を視聴することが苦行と変わりなくなりつつあった。
5/15 (Wed)-
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仕事を舐め切った人間の労働賛歌『東京PRウーマン』
働く女性が主人公のお仕事モノは数あれど、これほど働くということを舐めた映画は珍しい。予告では「21世紀のトレンディドラマ」と謳っているが、なるほど本作はバブル期の「取り合えず派手な雰囲気出しておけばいいだろう」という安直さに通じるものがある。
5/14 (Tue)-
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原作の要素を過積載でアウト『PとJK』
「量産されるのだから、何かしら見るべきものがあるのかもしれない」と、漫画原作の実写化をディグっているのに、今回もまた地雷を踏む。
5/13 (Mon)-
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設定を自ら覆すスタイル『シンデレラ・ゲーム』
2019年5月現在、NGT48の山口真帆さん暴行事件でアイドル冬の時代が加速化して氷河期に突入しているように見受けられる。そんな時にアイドル戦国時代に量産されたアイドル主演映画をセレクト。
5/ 8 (Wed)-
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タイトルから騙す気満々な詐欺的作品『インデペンデンス・デイ2 2014』
最初、本作のタイトルを見た瞬間「あ、『インデペンデンス・デイ』ってリメイクされたのか。その割にはキャストや監督を知らないなぁ」と思い選んで視聴したら、縁もゆかりもなさそうな酷い出来。安定の低予算映画だった。
4/22 (Mon)-
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バカで浅はかな欲望はせめて慎もう『植物図鑑 運命の恋、ひろいました』
男性の欲望(主にシモ方面)を直球ストレートで世間に放り出すのは、時勢的にも倫理的にもどうかなという風潮になってきている。欲望を絶つのは難しいので、せめて垂れ流しはやめようというのは道理である。
4/18 (Thu)-
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巨乳に精神を破壊される『爆乳戦隊パイレンジャー』
アイドル映画は映画ではなく、単なるイメージビデオの類だと本作は教えてくれるようだ。低予算なのは特撮モノとは思えないチープな衣装でよく分かる。しかし、登場人物のどいつもこいつも全員が台詞を棒読みとは何の真似なのだろう。
4/10 (Wed)-
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ペラペラな衣装がコスプレ感を加速させる『ニセコイ』
この原稿を書くために数年前からソフト等が出れば片端から視聴している。人生3回分は漫画原作の恋愛モノを観た気がするが、未だアタリを引かない時点でこのジャンルは地雷なのではないかと思えてきた。
4/ 9 (Tue)-
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邦画の悪習が過積載『サニー/32』
冬のある日、24歳の誕生日を迎えた中学校教師の藤井赤理(北原里英)は柏原(ピエール瀧)と小田(リリー・フランキー)の2人組によって、雪深い山麓の廃屋へ拉致される。
3/26 (Tue)-
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出て来ない「ジョーズ」を待ちながら『JAWS in JAPAN』
洋画で散々サメが出てくる駄作を引きまくり「サメは映画を冒涜するシンボルなのだろうか?」とさえ妄想を抱き始めていた時、ふと目にした1本が本作だった。
7/ 6 (Fri)-
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鬼畜で外道なボッタクリ『メタルマン』
どんな低予算な映画であっても「何か表現したい」程度の志はあるものだと思っていた。どう見てもビジネス全開で、客から金を巻き上げることしか考えていないような作品であっても騙す程度のクオリティは存在していたように思う。
7/ 5 (Thu)-