「峰典子」
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奇跡がただただ胸に染み入る『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』
今年もアカデミー賞の季節がやってきた。このレビューでも過去の受賞作について触れてみたいと思う。2017年度に6部門のノミネート、作品賞を獲得したのがこの作品『LION/ライオン〜25年目のただいま〜』である。
1/29 (Tue)-
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選択を繰り返す恋と人生『マイ・ファニー・レディ』
「左か右かの選択は人生に100万回ある。」焼き鳥屋に入ろうか。それともビストロに入ろうか。メールに返信しようか、見なかったふりをしようか。ショッピングに出かけようか、億劫だから今日は寝ていようか。
1/21 (Mon)-
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こじれた三角関係の行く先『マギーズ・プラン-幸せのあとしまつ-』
いま一挙一動が気になる女性のひとりが、グレタ・ガーヴィグである。
1/18 (Fri)-
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鼻がツンとして、胸があたたまる。『100歳の少年と12通の手紙』
森の動物たちは冬眠し、木の葉は落ちて地面に積もる。人間は分厚いコートを纏い、窓からは冷たい隙間風が吹く。生物の動きがスローになる秋から冬は、もの哀しく、誰しもがちょっぴりセンチメンタルになってしまう。
12/28 (Fri)-
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支離滅裂の科学おバカ映画『ヤング・アインシュタイン』
まず、監督・主演の名前がヤッホー・シリアスというところから、笑ってしまう(ふざけているのかと思ったら本名)。
12/26 (Wed)-
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一攫千金を目指すドリームストーリー『ゴールド-金塊の行方』
昔から「地獄の沙汰も金次第」というが、大金は人の人生を大きく狂わせてしまう。年に1度くらい宝くじを買って、当たった時の妄想に耽る。車を買おうか、どこに旅をしようか。きっと、それくらいがちょうどいいのである。
12/18 (Tue)-
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『いつだってやめられる』は、シリーズ3までやめられない!
早くレビューを書きたくて、DVDリリースを待っていた作品である。し。
12/14 (Fri)-
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J・ローレンスの骨太演技でやる気を注入『joy』
2018年の目標だったことを、無事に達成できたという人はどれくらいいるだろうか。ダイエットに勉強、仕事、片付け、習慣。自己開発系の本がどれだけ書店に並んでも、最後までやり遂げることって、本当に難しい。
12/ 7 (Fri)-
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もうすぐ私はすべてを忘れる『アリスのままで』
ことばを持っている動物はたくさんいるが、言語を持っているのは人間だけである。識者によって考え方に差はあるも、世界には約8,000ほどの言語があるそうだ。
12/ 3 (Mon)-
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優雅な母娘の成れの果て『グレイ・ガーデンズ』
NYの富豪が暮らす地として有名なイースト・ハンプトンにある広大な屋敷「グレイ・ガーデンズ」に暮らす母娘を、ドキュメンタリー映画の作家チーム・メイスルズ兄弟が撮影した、1975年公開の『グレイ・ガーデンズ』を紹介したい。
11/29 (Thu)-
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もしもサンタに兄がいたら『ブラザーサンタ』
信じたくはないけれど、あと何回かの週末を過ごしたら今年が終わる。現実を受け入れられない人は、ちょっとひねくれた笑える映画で、クリスマス気分を高めるというのはどうだろう。
11/21 (Wed)-
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たった二人のふたつの世界『ROOM』
凄まじい評価だった。アカデミー賞で主演女優賞受賞を獲得しただけでなく、世界中の映画賞で注目を集め、216部門ノミネート/98受賞を叩き出した。
11/ 8 (Thu)-
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無名を求めた孤高の存在『写真家ソール・ライター 急がない人生で見つけた13のこと』
ソール・ライター。名前こそ知っていたものの、きちんとその作品群と向き合ったのは、昨年開催された展覧会が初めてだった。
11/ 7 (Wed)-
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前代未聞の万引き家族『ローガン・ラッキー』
豪華女性陣が窃盗団を演じる、オーシャンズシリーズの最新作。これをきっかけに、久々に『オーシャンズ11』を再見した人もいるかもしれない。
11/ 1 (Thu)-
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ホットケーキが繋ぐ父娘の絆『エディー・マーフィーの劇的1週間』
薄くて何枚でも食べられそうなパンケーキも美味しいけれど、座布団みたいに分厚い日本ならではのホットケーキも捨てがたい。
10/25 (Thu)-
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神様がくれた贈り物『gifted』
日本語で「ギフト」といえば、誕生日やクリスマスのようなプレゼントを思い浮かべてしまうが、英語で「gift」というと「神様が人間に与えた贈り物」=「才能」という意味もある。
10/ 2 (Tue)-
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謎にじわじわと迫っていく『パッセンジャーズ』
本好きにも色々いるが、その中でもミステリー小説は一度ハマると沼が深く、片っ端からミステリーを貪りたい気持ちになるようだ。
9/26 (Wed)-
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強盗犯の暑く長い1日『狼たちの午後』
酷暑の夏である。某アイスは生産が間に合わず出荷停止。ビールは売れ行き好調だという。エアコン嫌いの人もこの暑さではそういうわけにもいかず、フル稼動させる。とたんに故障が多発で、修理が追いつかないとか。
8/13 (Mon)-
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すべては猫から学んだ『ボブという名の猫』
映画『ボブという名の猫』の主人公はその名の通り、ボブという名前のトラ猫。ホームレスで薬物依存症の青年ジェームズがボブと出会い、引き寄せられるように運命共同体となって、人生の針が少しずつ動き出していく。
8/10 (Fri)-
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イタリア人・バリキャリウーマンの悲喜こもごも『これが私の人生設計』
日本では「終わりよければすべてよし」だけど、イタリアは「初めが良ければ仕事は半ばできたようなものだ」という。日本では「信じる者は救われる」っていうけど、イタリアでは「信ずるは良し、信じないのはもっと良い」って言う。
8/ 7 (Tue)-