「峰典子」
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17歳のスカーレット・ヨハンソンが演じる名画の裏側『真珠の耳飾りの少女』
誰もが知っている名画であろう、フェルメール「青いターバンの少女」=真珠の耳飾りの少女から空想された原作小説を映画化した作品である。
1/26 (Tue)-
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ありふれた青春を美しい世界に昇華させる『レディバード』
監督グレタ・カーヴィグの撮影風景を見るのが好きだ。さらりとしたオーバーシャツを腕まくりしている時も、ワンピース姿でヘッドフォンを首に引っ掛けている時も。ジャッケット姿でノートパソコンを叩いているのもいい。
1/22 (Fri)-
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苦く美しい恋と死を描く『世界一キライなあなたに』
いかんせんダサい邦題になってしまったが、原題は「Me Before You」。ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」のエミリア・クラークと、「あと1センチの恋」のサム・クラフリンによる『世界一キライなあなたに』を紹介したい。
1/21 (Thu)-
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ウルヴァリンvs バットマン! ノーランが描くマジシャンの世界『プレステージ』
クリストファー・ノーランの代表作を挙げるとすれば、バットマンシリーズ、もしくは最新作のTENETなのでは、と思うのだが、未見の作品がひとつあることに、つい最近気付いた。
12/31 (Thu)-
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北風とともに甘い匂いの季節がやってくる『ショコラ』
時代は1959年。春の訪れの少し前、フランスの片田舎の村ランスケにやって来たシングルマザー、ヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)と、娘アヌーク。お揃いの赤いコートに身を包み、不思議な魅力を放つ母娘は、チョコレート屋を開業するためにこの村へきたのだ。
12/30 (Wed)-
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まるでドラえもん。多機能な死体と遭難男の友情を描く『スイス・アーミー・マン』
ホラーなの? ゾンビなの? 身構えるこちらの緊張感をぶち壊すのが、メニーから絶えることなくブッブッと聞こえるオナラ...。いや、これ、もしかしたらもしかするかもしれないぞと、またがってみたら、いけるじゃん。
12/29 (Tue)-
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死後の美しい世界を若きシアーシャ・ローナンが演じる 『ラブリー・ボーン』
透き通ったような肌と、ライトブルーの瞳が強く印象に残る。シアーシャ・ローナンは26歳にして、賞レースに愛される俳優である。
12/25 (Fri)-
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セットは全部ダンボール。DIYなファンタジーホラー 『キラーメイズ』
兎にも角にも設定がユニークなのだが、そこに惑わされずに見てみると、意外な一面が見えてくる(かもしれない)。
11/18 (Wed)-
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父娘が導く、片道800kmの鳥の旅『グース』
グースと聞いてピンとくるだろうか。秋にシベリアから日本にやってくる渡り鳥で雁(ガン)ともいう。かつては日本全国どこでも見られた、ありふれた鳥だった。映画『グース』に登場するのは、カナダガンと呼ばれる種で、重く響くように、ホーンクホーンクと鳴く。
11/16 (Mon)-
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香りの天才にして猟殺人犯をB・ウィショーが演じる 『パフューム ある人殺しの物語』
悲しみを煮詰めたような眼をし、気品と憂いを帯びた男ベン・ウィショー。それまで新進気鋭と言われることの多かった彼の名を世に知らしめたのが『パフューム ある人殺しの物語』(2006)である。
11/11 (Wed)-
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『5パーセントの奇跡 嘘から始まる素敵な人生』に見る、夢の追いかけ方
夢に向かって猪突猛進できる人がいる。悩みや困難をバネに前に進む。努力を惜しまないし、周りの人間を図らずとも引き込んでしまう。誰もが夢を見る。あんな人になりたい。ああなれたらいいのに...、そう思う。
10/15 (Thu)-
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家族の絆を描く、姉妹の開業物語『サンシャイン・クリーニング』
第79回アカデミー賞脚本賞と助演男優賞を受賞した『リトル・ミス・サンシャイン』(06年)はすばらしい映画で私も大好きなのだが、同チームが再度、家族の絆を描くために挑んだ『サンシャイン・クリーニング』を皆さんはご覧になっているだろうか。
10/13 (Tue)-
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カンヌの裏側を切り抜いた映画『クレアのカメラ』
コロナ禍の特異な世の中で、「こうきたか」と唸るようなアイディアを目撃できるのは、稀有な体験である。映像も然り。遠隔で撮影をしたり、家から出られない状況を演出に取り入れたり。制限された環境を逆手にとって、魅力的なものがたくさん生まれている。
9/18 (Fri)-
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誰もが大人になりきれないで生きている『ヤング≒アダルト』
高校生の妊娠を描いた『JUNO』の監督・脚本家コンビが手がけた『ヤング≒アダルト』を紹介したい。ヒロインのメイビスは、ライトノベルのゴーストライター。小説の主人公は、30代半ばでバツイチ、美人の干物オンナ。そう、まるでメイビス自身のよう...。
9/17 (Thu)-
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深海サメパニック!決死の脱出劇『海底47m』
スティーブン・スピルバーグの『JAWS/ジョーズ』(1975年)以降、1つのジャンルとして確立したサメ映画。その数およそ100本以上に及ぶのではないだろうか(わたし調べ)。
9/16 (Wed)-
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必殺仕事人の淡い恋にしてやられる『ドライヴ』
この男、謎である。まず名前がない。昼間は自動車の修理工場で働き、時折カーチェイスのスタントマンを。そして夜は犯罪者の逃走を手伝うドライバーとして、超絶技巧の運転を見せる。おしなべて、それくらい。
9/15 (Tue)-
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宇宙は広いよどこまでも『インターステラー』
宇宙は広い。そんな当たり前のことを、日常茶飯事の中で忘れそうになる。人類は未だ、無人で太陽系の外に出るだけで精一杯。でも、その周りには、星団と銀河が広がっているのだ。
9/ 3 (Thu)-
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平等と公平であることの難しさ『ザ・スクエア 思いやりの聖域』
まず、タイトルに違和感を感じるだろう。この「ザ・スクエア」とは、参加型のインスタレーションの名前。主人公である現代美術館のキュレーター、クリスティアン(クレス・バング)が、取り掛かっている作品の名前なのである。
8/31 (Mon)-
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しっとり滋味深い、執事のロードムービー『日の名残り』
35歳のカズオ・イシグロが英国を舞台に書き上げた『日の名残り』は、伝統を重んじる英国貴族ダーリントン卿と、彼に仕えた典型的な執事スティーブンスの物語。監督ジェームズ・アイヴォリーの手により1989年に映画化された。
8/28 (Fri)-
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おしどり夫婦の失踪事件を描く『ゴーンガール』
どの国でも失踪事件はセンセーショナルに報道される。ましてや、事件が迷宮いりし、家族に疑いの矢が刺さったなら、人々の見る目も加熱するというものだ。
8/27 (Thu)-