「峰典子」
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忠実で勇敢な仕事人 『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』
ロンドン、ウェストミンスター寺院で執り行われた、エリザベス女王の葬儀。各国のロイヤルファミリーが参列するなか、女王のペットであるコーギーのミュイックとサンディ、ポニーのエマも参加しているのに気付いた人もいるだろう。
12/ 6 (Tue)-
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君はひとりじゃない。誰かが見つけてくれる。 『ディア・エヴァン・ハンセン』
トニー賞、グラミー賞、エミー賞に選ばれたミュージカルの映画化。音楽を手がけるのは『ラ・ラ・ランド』『グレイテスト・ショーマン』のチーム。ということで、とにかく音楽がいい。先にサントラを聴いてから見たっていい。
11/ 8 (Tue)-
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恐るべき不屈のピアニスト、波乱の生涯 『マイ・バッハ』
「バッハの演奏において、20世紀で最も偉大な奏者」と言われるピアニスト、ジョアン・カルロス・マルティンス(1940〜)の生涯を三人の役者が年代別に演じ分け、描かれる映画である。この演出がとてもいい。三人三様、人間味にあふれるジョアンの人生から目が離せない。
8/31 (Wed)-
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唯一無二のロマンティックムービー 『きみに読む物語』
裕福な令嬢と貧しい育ちの青年。格差のある男女の恋愛劇、という普遍的で、手垢のついたテーマでありながら『きみに読む物語』は、なぜこんなにも魅了するのだろうか。
8/23 (Tue)-
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サメに喰われたガール 『ノー・シャーク』
どうも夏になると風物詩のようにサメ映画が気になってしまう。特集記事を目にすることもあるから、同じような気分の人は少なくないのだろう。
8/ 3 (Wed)-
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闇から光の射す方角へ 『名もなき堀の中の王』
原題は『Starred Up』。これは、少年刑務所から成人刑務所への早期移送を意味する言葉なのだという。主人公のエリック(ジャック・オコンネル)はまさにそれに該当する要注意人物。その素行の悪さから19歳で成人刑務所に送られる。
7/ 7 (Thu)-
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フュージョン料理で家族をつなぐ 『エイブのキッチンストーリー』
心の拠り所であるはずの宗教が偏見や戦争を引き起こす......。人類が長い年月にわたり直面してきた問題である。
6/ 8 (Wed)-
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移民の高校生がロックで道を切り開く 『カセットテープ・ダイアリーズ』
音楽が人生を面白く切り開くこともある。つくづくそう思わされるのは、高校生がブルース・スプリングスティーンの曲と出会ったことで、自身の才能に気づく『カセットテープ・ダイアリーズ』を見たからである。
4/21 (Thu)-
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コリン・ファースとC・ディアスの絵画詐欺コメディ 『モネ・ゲーム』
コリン・ファースが"キングスマンの人"として馴染んだ今。過去作をいろいろと視聴している人もいるかもしれない。
3/23 (Wed)-
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タイプライター早打ちでエースをねらえ! 『タイピスト』
「輝かしくてロマンのあるもの。うれしくなるような感性がある。」大のタイプライターファンで、一時は250台を所有し、遂にはタイプライターアプリまで開発してしまったトム・ハンクスがインタビューでそう語っていたのを目にしたことがある。
3/21 (Mon)-
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友を売るか。ハリウッドを去るか。 『真実の瞬間』
第二次世界大戦後のアメリカで、共産党員およびその支持者を追放する動きがあった。通称「赤狩り」と呼ばれ、ハリウッドでもチャーリー・チャップリンが亡命を余儀なくされたり(帰国は叶わずスイスで仕事を続け永眠)、多くの映画関係者が仕事を失う大スキャンダルとなる。
3/17 (Thu)-
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もしも、あの時。大人のパラレルワールド物語 『天使のくれた時間』
あの時、あの場所で、もしも違う選択をしていたら。ひとりの男が、人生において本当に大事なものとは何か、気付きを与えられる。そんな映画である。
2/21 (Mon)-
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声だけを頼りに展開する独白型サスペンス 『ギルティ』
聞けばデンマーク映画だという。監督にとって初の長編映画、主演も馴染みのない俳優、限定された一つの空間が舞台で、ほぼ一人芝居。しかも上映時間は88分と短い。
2/18 (Fri)-
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人気小説がテーマの密室ミステリー 『9人の翻訳家 囚われたベストセラー』
もう20年近く前のことになるが、一世を風靡し映画化もされた小説「ダヴィンチ・コード」のヒットはまだ記憶に新しい。作者のダン・ブラウンのバックグラウンドはというと、著名な数学者の父と敬虔なキリスト教徒の母。そして妻は美術史研究者で画家。
1/17 (Mon)-
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巨匠が描く初老男のアートと恋『鑑定士と顔のない依頼人』
以前このコラムでも紹介した恋愛映画『ある天文学者の恋文』と同じく、ジュゼッペ・トルナトーレ監督、音楽はエンニオ・モリコーネという『ニュー・シネマ・パラダイス』コンビによる恋愛ミステリー映画が『鑑定士と顔のない依頼人』である。
1/11 (Tue)-
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世界最高の図書館をドキュメンタリーで追った作品 『ニューヨーク公共図書館 エクス・リプリス』
公開当時、3時間25分という尺に日和ってしまい、劇場に足を運ばなかったのだが、ようやく配信で見ることができた。ドキュメンタリーなので半分ずつ見てもいいと思うし、実際、私も休憩を入れつつのんびりと見た。
12/ 1 (Wed)-
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現実と妄想の境目がにじみだすとき 『マシニスト』
兎にも角にも、クリスチャン・ベールの浮かび上がるあばら骨に目がいってしまうのだが、それもそのはず。睡眠障害に悩み、痩せ衰えていく男を演じるために30キロ近くも減量して挑んでいるのである。
11/22 (Mon)-
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ニコラス・ケイジは人類滅亡を防げるのか 『ノウイング』
ジョン演じるニコラス・ケイジの、地球の滅亡を知ってしまったけれど、自分には為す術もない、という絶望的な演技が絶妙で、なかなかクセになる。
11/19 (Fri)-
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残忍なシリアルキラーの温かな記憶『テッド・バンディ』
連続殺人犯を指す「シリアルキラー」という言葉がある。ミステリー好きなら、ドラマや小説なんかでも馴染みがあるだろう。このシリアルキラー、元FBI捜査官のロバート・K・レスラーが、テッド・バンディ(Theodore Robert Bundy、全米で最も有名な殺人犯と言われている)を表すために1984年に提唱した単語とされている。
11/ 9 (Tue)-
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マーティン・スコセッシが描く電流戦争 『エジソンズ・ゲーム』
トーマス・エジソンと言えば「発明は99%の努力と1%のひらめきである」との発言とともに、あまりにも有名な人物である。80歳過ぎても日に16時間は働き、500万枚ものメモを残していたというから、そのバイタリティーと発明魂には恐れ入る。
10/ 8 (Fri)-