「峰典子」
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オリンピック映画の原点、ここにあり 『東京オリンピック』
オリンピックイヤーということで、原典ともいえる一本を紹介してみましょう。1965年の公開後、2001年まで36年間にわたり国内の歴代観客動員数1位に輝き続けた映画。それが市川崑監督の『東京オリンピック』なのです。
8/ 5 (Mon)-
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会ってみたくなる2.5センチの世界 『マルセル 靴をはいた小さな貝』
2010年から数年にかけてYouTubeで公開された短編が5000万回再生を記録。長編映画化が発表されるやいなや、熾烈な競争の末にA24が配給権を獲得。
7/17 (Wed)-
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俺の豚を返せ。孤高のリベンジスリラー。 『PIG』
弱きもの、愛するものの突然の不幸に怒りを激らせる復讐劇というのは映画でよく見られる主題のひとつだ。では、その相手が動物という場合はどうだろう。
7/12 (Fri)-
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修道女たちもフツーの女の子な訳で 『天使たちのビッチ・ナイト』
サンダンス映画祭に出品された異色作。タイトルにギョッとしないで欲しいのは、あくまでも原題が『THE LITTLE HOURS(真夜中すぎ)』だからである。
6/12 (Wed)-
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寒い街の中であたたまる滋味深い群像劇 『ニューヨーク 親切なロシア料理店』
ニューヨークのマンハッタン、創業100年を超える古き良きロシア料理店「ウィンター・パレス」。といいつつも、オーナー(ビル・ナイ)は商売下手なため経営が傾いている。
6/11 (Tue)-
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血がたぎるヴァイキングの復讐劇『ノースマン 導かれし復習者』
旅先でぼんやりと映画を見ていたら、ニコール・キッドマンとアニャ・テイラージョイが「ゲーム・オブ・スローンズ」みたいな雰囲気の「ハムレット」みたいな話の映画に出ている。
5/27 (Mon)-
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生え変わり、そして色づく恋 『ベイビーティース』
笑いたいから底抜けに明るい映画を観たい、だとか、大味サイコーっていう気分のときはあるけれど、泣きたいから、泣くために悲しい映画を観よう、となったことはないように思う。
5/ 9 (Thu)-
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孤独な男と女の美しさと悲しさ 『トニー滝谷』
生まれもって孤独を選んできた男が、それを忘れさせてくれる人と出会い、愛し合う。しかし早すぎる死がふたりをわかち、ふたたび孤独に突き落とされる...。
3/22 (Fri)-
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マット・デイモンが娘のために孤軍奮闘 『スティルウォーター』
失業中の元石油掘削作業員の主人公が、娘に会うためアメリカの片田舎から、仏マルセイユへと向かう。ガールフレンド殺害の罪で投獄中の冤罪の証拠を探し、娘を助けるため...。
1/ 4 (Thu)-
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星の記憶とともに生きる愛の物語『スーパーノヴァ』
死がふたりを分つときまで。と、きっと誓いあっただろう、20年もの歳月を共にしてきた往年のゲイカップルの最終章である。
11/30 (Thu)-
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形なき恋人と付き合う未来はあるのか 『her/世界でひとつの彼女』
ChatGPTが巷で話題になってからというもの、わたしの脳裏に浮かんでいたのは、映画『her/世界でひとつの彼女』のことだった。
10/18 (Wed)-
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タヒチ時代に焦点を合わせた、名画誕生ものがたり。『ゴーギャン タヒチ、楽園への旅』
ゴーギャンは苦悩のアーティストである。パリの株式市場が大暴落し、総じて芸術家はそうなりがちな時勢ではあったが。
9/ 6 (Wed)-
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中年に足りないのはお酒!お酒!お酒! 『アナザーラウンド』
ノルウェー人の精神科医フィン・スコルドゥール曰く「人間は0.05%血中アルコール濃度が足りない状態で生まれてきている」から、飲酒によって常に酔った状態を(ほどほどに)保つことで、人間に本来そなわる活力や自信を取り戻すことが出来、想像力がみなぎるというのである。
8/21 (Mon)-
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少女の苦悩と再生の物語。 『バーバラと心の巨人』
うさ耳をつけた女の子が力強く描かれた表紙が印象に残っていた。原作は日系イラストレーター、ケン・ニイムラによるグラフィックノベル(コミック)の『I KILL GIANTS』。
7/21 (Fri)-
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戦国時代を生きる働くママへ 『ケイト・レディが完璧な理由』
育児とは戦国時代。同じ境遇の女友達とコーヒーやビールで卓を囲むとき、もっぱら話題の中心は仕事と家庭、そして自分時間という三つ巴の行方についてである。
5/23 (Tue)-
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記憶を消すも殺すも自分次第 『インフィニット 無限の記憶』
体幹がどしっとしていて、物おじしない赤ちゃんに出会うことがある。やわやわとした食事では物足りなさそうな顔をしているし、喋れないだけで、心のなかでは煩悩を抱えているのではないか。きっと人生二回目なのだと思う。
4/20 (Thu)-
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科学者キアヌが家族のクローン化に孤軍奮闘 『レプリカズ』
家族全員を不慮の事故で亡くした神経科学者ウィリアム・フォスター(キアヌ・リーヴス)が、暴走列車ごとく勢いと愛とサイエンスの力で、クローンとして甦らせようとするという、過激な展開である。
3/22 (Wed)-
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フランケンシュタインに隠された人生 『メアリーの総て』
まず、よく間違えられることとして、フランケンシュタインとは怪物の名前ではない。このモンスターを生み出してしまった科学者の名である。そして、もうひとつ意外な事実を挙げるとすれば、作者は女性で、かつ執筆時にはまだ10代であった。
2/13 (Mon)-
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イーストウッド主演の実話プリズン・ブレイク 『アルカトラズからの脱出』
囚人たちが脱獄を実行した実話をドラマで再現する 『モーガン・フリーマンの華麗なる脱獄』という番組を見ていたところ、そのなかでも、アメリカで最も厳しい難攻不落の刑務所といわれていたアルカトラズ刑務所、通称ロック(岩)の回が凄まじく面白かった。
1/10 (Tue)-
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忠実で勇敢な仕事人 『ロイヤルコーギー レックスの大冒険』
ロンドン、ウェストミンスター寺院で執り行われた、エリザベス女王の葬儀。各国のロイヤルファミリーが参列するなか、女王のペットであるコーギーのミュイックとサンディ、ポニーのエマも参加しているのに気付いた人もいるだろう。
12/ 6 (Tue)-