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7月22日(水)

 夜、埼スタへ。

 コロナ感染拡大の中断から5000人以下開催によるホーム2戦目。全席指定となりチケット代はいつもの倍の4000円となっている。



 前回の鹿島戦では、取ったチケットが指笛&椅子叩き軍団のど真ん中という暴走族の集会に巻き込まれたリーマン状態になってしまい、試合よりも目の前で吹かれる指笛とともに吹き出される飛沫をフェイントで交わすことに終始することになり、過去おそらく800試合を越えるスタジアムサッカー観戦史上最悪の日なってしまったので、今回は初めて埼スタ南側ゴール裏のチケットを取ったのだった。

 そこでは椅子は叩くものではなく座るものとしてすべての人が認識しており、この日は安心してサッカーに集中できる、いやこれまた初めて前段の席をとったためサッカーに集中していないとボールが蹴り込まれてきて試合に参加していないのにヘディングせねばならない事態になるという緊張感の中で過ごすことになるのだった。

 実際にひとつ離れたブロックに座るおじさんが、ウォーミングアップ中にスマホをいじっていたところ、柏レイソルの江坂の蹴ったボールが飛び込んできて手にしていたスマホが吹っ飛んでいたのであった。



 だから眉間にシワを寄せ、ボールの行方を追っていたのだけど、試合途中から指笛と椅子叩きを禁止されやることのなくなった一部来場者が、これまた禁止されているチャントのリズムの手拍子をはじめ、そうするとそれを囲むスタジアムの99%のファン・サポーターが、こちらは認められている拍手で手拍子の音をかき消すという謎の戦いが始まり、私も必死になって拍手しているうちに浦和レッズは柏レイソルに4点取られ、まさかの大敗北を期していたのであった。

 まさしくこれが、偉大なるイビチャ・オシムが言っていた「浦和の敵は浦和」ということなのだろうか。

 帰りに売店で、スタジアム専用ノイズキャンセリングイヤフォン(ヤジラー及び指示ラーも対応)が売っていないか探そうと思ったのだけれど、そもそもコロナの影響で売店はやってないのであった。

IMG_1763.jpg

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